大阪・関西万博も閉幕をひかえ、みんなに愛されたイタリアパビリオンもいよいよグランドフィナーレ。EATALYがお届けする郷土料理はロンバルディア州がラストを飾り、名物料理と自慢のワインが登場します。
大地の恵みを洗練された一皿へ
イタリア北部のポー川流域に広がり、ファッションとデザインの都市ミラノを州都にもつロンバルディア州。ルネサンスの都マントヴァ、高級リゾートのコモ湖をはじめとした湖水地方など、個性ゆたかな魅力を誇る州です。

ロンバルディア州は、食卓において伝統と洗練が出会う土地。バターやチーズ、乳製品が豊富で、ポレンタやリゾット、米を使った料理が特徴です。歴史や風土、そして食への情熱を物語る味わいを通じて、この地域ならではのゆたかな食文化が堪能できます。

カルナローリ米で作る名物リゾット
最も有名な料理のひとつが「リゾット・アッラ・ミラネーゼ」。サフランを染み込ませたクリーミーなリゾットで、黄金色の輝きと繊細な味わいは時を超えて愛されてきました。ミラノの中心で生まれたこの料理は、街の洗練と細部へのこだわりを象徴しています。
EATALYに登場する「サフランのリゾット」は、カルナローリ米とサフランを使ったリゾットを、クリーミーなバターとDOP認定パルミジャーノ・レッジャーノで仕上げています。煮込んでもアルデンテを保つカルナローリ米は、リゾットには欠かせない食材。本場のリゾットの歯ごたえをお楽しみください。

バターが香ばしいミラノ風カツレツ
同じくロンバルディアを象徴する料理が「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」。やわらかな仔牛のカツレツをパン粉で包み、黄金色にカリッと揚げた一皿です。単なる料理にとどまらず、ミラノの食文化を体現する存在として、伝統的なトラットリアから高級レストランまで幅広く親しまれています。
EATALYがご提供する「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」は、サクサクの衣をまとった仔牛のカツレツをバターで香ばしくソテーして、ほくほく食感のローストポテトを添えた一皿。油で揚げる日本のカツとは違って、香り高いバターの風味がジュワーッと広がります。

特徴的な段々畑でぶどうを栽培するワイナリー
1897年に設立された、ヴァルテッリーナ渓谷における最大のワイナリー「ニーノ・ネグリ」。この地のぶどう栽培は、日の出から日没まで太陽光が降りそそぐ利点があります。反対に、急傾斜のため極めて小さな段々畑しか作れず、トラクターなどの重機が入れず、収穫期にはヘリコプターも用いられる過酷な作業を経て、質の高いワインを生み出しています。
EATALYが選んだ赤ワイン「マゼール」は、クローヴ、シナモンなどのスパイスに、ドライローズやスミレ、プラムのジャムを感じる複雑な香り。しっかりとした骨格を持ち、酸とタンニンのバランスが良く、ベルベットのようになめらかでエレガントな味わいの後に、ヘーゼルナッツが香り立ちます。
白ワインは、ニワトコの花や桃、パイナップルなどの芳醇な香りにスパイスのニュアンスが感じられる「カ・ブリオーネ・アルピ・レティケ」。凝縮感や厚みのある味わいとボディを持ち、トロピカルフルーツの風味に豊かな酸のハーモニーと自然なミネラル感のあるフィニッシュが楽しめます。

屋上庭園に面した大阪・関西万博のEATALYを体験できるのは、あとわずか。フィナーレを迎えるイタリアパビリオンを舞台に、ロンバルディア州の郷土料理とワインのペアリングを楽しんでみませんか。
EATALY 大阪・関西万博 イタリアパビリオン 3F
イタリア各地の郷土料理
10月5日(日)〜13日(月・祝) ロンバルディア州
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