話題の大阪・関西万博のなかでも、待ち時間が7時間!と言われるイタリアパビリオン。EATALYでは、独自の食文化と極上のワインで有名なピエモンテ州の美味をご紹介します。
アルプスの麓で育まれる豊かな美食
イタリア北西部、西はフランス、北はスイスと国境を接するピエモンテ州は、「Pie(ふもと)+Monte(山)」の名の通り、アルプス山脈の南の麓に広がっています。フランスの影響を大きく受ける食文化で知られ、世界的に名高いブドウ畑の宝庫。バローロやバルバレスコといった伝説的なワインを生み出し、その一杯一杯が、ユネスコ世界遺産に登録されたランゲの丘陵の魂を映し出しています。

また、ピエモンテ州はスローフード運動の発祥地。地元で生産し、おいしく健康的で、環境に負荷を与えず、生産者が正当に評価される食文化を目指す「スローフード」は、この地から世界へ広がっていきました。豊かな食材に恵まれ、食文化に対するこだわりが強い土地であることの証です。

柔らかな仔牛肉をツナソースで
ピエモンテ州を代表する伝統料理のひとつが「ヴィテッロ・トンナート」。柔らかな仔牛肉に、ツナとケッパーのなめらかなソースを合わせた繊細な一皿です。
美しいピンク色をした仔牛肉の産地であるピエモンテは、伝統的に仔牛肉をよく食べる習慣があります。そこで愛されている肉料理は、柔らかな肉質を活かした美味しさ。ツナソースという意外性のある組み合わせですが、脂の少ない仔牛肉との相性は抜群!白ワインとのペアリングもおすすめです。

詰め物入りパスタ「アニョロッティ」
パスタは「アニョロッティ・デル・プリン」が登場!「アニョロッティ」とは、ピエモンテ地方の方言でラビオリのこと。ひとつひとつ手でつまんで閉じられた小さなパスタの中には、濃厚な肉や野菜の詰め物が入り、職人技と情熱が表現されています。
EATALYでご提供するのは、肉とほうれん草を詰めたアニョロッティ。バターとセージの風味を効かせて、より香り高く仕上げ、お肉とパスタが一度に味わえる満足度の高い一皿です。

イタリアを代表するワイン産地の逸品
ワイナリー「ファンタナフレッグ」は、イタリア統一後の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の息子が、相続した狩猟地を切り拓き、“王のワイン”と呼ばれるバローロやバルバレスコを生むぶどう、ネッビオーロを植えたのが始まり。長い歴史を背景とした伝統的なピエモンテワインと、新たな魅力を備えたモダンテイストワインを融合することができる優れた造り手として人気を集めています。
濃厚な果実の香りに、完熟したプラムやスミレ、シナモンやクローブ、コーヒーが感じられ、しなやかなタンニンと調和のとれた酸味が印象的な「ランゲ・ネッビオーロ」。上品な美味しさがエレガントなタッチで広がる赤ワインは、しっかりとした味付けのパスタやお肉料理に合わせてお楽しみください。
ピエモンテ州を代表する辛口白ワイン「ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ」。クリーンで若々しく、ミネラル、青リンゴ、レモンなど柑橘系のフレッシュな香り、寒冷な北イタリア産ならではのきりっとした酸が特徴です。爽快なあと味で、レモンをしぼったミックスフライや生牡蠣はもちろん、揚げ物やこってりした料理にもよく合います。

大阪・関西万博という特別な場所、イタリアを代表するワインとのペアリングで、豊かな食を誇るピエモンテの郷土料理をご堪能ください。
EATALY 大阪・関西万博 イタリアパビリオン 3F
イタリア各地の郷土料理
9月28日(日)〜10月4日(土) ピエモンテ州
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