いまさら誰かに聞きづらいイタリアに関するモノやコトについて、こっそりご紹介する企画の第4弾。
今回は、サッカーやバレーボール、ラグビーをはじめ、スポーツの国際大会で着用されるイタリア代表の「ユニフォームの色」について。
あの鮮やかなブルーになった理由をご紹介します。
イタリア国旗にない色なのは、なぜ?
年間を通じて、さまざまな国際試合が行われているスポーツ。
特に、サッカーやバレーボールなどの団体競技では、各国の個性を感じる国際色豊かなユニフォームも注目ポイントのひとつです。
国旗に用いられているカラーをユニフォームに取り入れる国が多い中、イタリア代表が着用するユニフォームのカラーは鮮やかなブルー。
レッドやグリーンなど、国旗に使用されている色でもステキだと思うのですが、なぜブルーなのか。
その理由は、イタリアをぐるっと囲む地中海やアドリア海、そして抜けるような青空がイタリアを象徴するカラーとして親しまれているからなのです。
さらに、サッカーのイタリア代表チームが初めてブルーのユニフォームを着用したのは1911年。
その当時、イタリアは王国だったのですが、王家であるサヴォイア家のカラーがこの色だったため、敬意を表してユニフォームに採用したとも言われています。


アッズーリはイタリア代表団のこと
さまざまなスポーツでイタリア代表のユニフォームに採用されているブルーは、イタリア語で「青色」を意味する「アッズーロ(azzurro)」と呼ばれています。
さらに、イタリア代表チームを表す愛称として、アッズーロの複数形である「アッズーリ」が用いられています。
そして、1920年以来、イタリアはオリンピックにもこのアッズーロのユニフォームで出場しているため、オリンピック選手団も「アッズーリ」と呼ばれています。

今年9月に東京で開催される世界陸上での活躍が期待されるイタリア代表団。
この大きな舞台でどんな戦いが繰り広げられるのか、アッズーリたちの躍動から目が離せませんね。
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