おいしくワインを飲みながら楽しめるお話をご紹介する「ワインに合うつまみ話」。
第2回目のメニューは、哀しい呼ばれ方が印象的な「絶望のパスタ」のお話です。
ホントは絶望的な状況を救ってくれるヒーローパスタ
「絶望のパスタ」という名前を聞いて、みなさんはどんなメニューをイメージしますか?
実はこの名前、「ペペロンチーノ」のことなのです。
その由来は諸説ありますが、有力なのが次の2つ。ひとつ目が、冷蔵庫に材料が何もない絶望的な状況でも、イタリアのご家庭に必ずあるオリーブオイルとニンニク、そして唐辛子でチャチャッと作れることから名付けられたという説。
そしてもうひとつが、具材の少ない見た目の寂しさから絶望的な状況を連想させるということから名付けられたという説。

どちらが由来だとしても、少ない具材なのにこんなに絶品のおいしさを生み出してくれる、ペペロンチーノはお財布にも優しい救世主パスタ。
しかも、シンプルゆえに菜の花やズッキーニ、ブロッコリーやアスパラガス、キャベツやツナ、ウインナーやベーコンなど、季節の食材や冷蔵庫の中にある食材によって豊富なアレンジが可能。あなたのアレンジ次第で、そのバリエーションは無限に広がります。
ペペロンチーノを「絶望のパスタ」という哀しい名前から救える救世主は、あなたのセンスかもしれません。

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