大阪・関西万博で大人気を誇る「イタリアパビリオン」。その魅力を多角的に発信するアンバサダーのみなさんを紹介する連載シリーズの第4弾をお届けします。
今回は、イタリアを拠点に活躍する日本バレーボール界の至宝ともいえる兄妹をご紹介。おふたりについて、またアンバサダーになった感想や意気込みをお伝えします。
イタリア セリエAで活躍の兄妹がアンバサダーに!
この夏、大きな盛り上がりを見せているバレーボール ネーションズリーグ。
常に、会場が超満員という本大会の予選ラウンドでは、競合ひしめく中、男子が4位、女子が3位という好成績。
しかも、決勝ラウンドで女子は4位という悔しい結果となりましたが、今後につながる素晴らしい試合を展開しました。
本記事公開日である、2025年7月30日から始まる男子の決勝ラウンドにも期待が高まります。
そんな、バレーボール日本代表チームのキャプテンといえば、石川祐希選手と石川真佑選手のご兄妹。
イタリアを拠点に活躍するおふたりも、大阪・関西万博のイタリア館アンバサダーを務めているのです。
石川祐希 【プロバレーボールプレーヤー】

2014年、中央大学1年生の時に、当時史上最年少で日本代表入りした石川祐希選手。同年、バレー最高峰リーグであるイタリア・セリエAのモデナで日本の大学生として初めてプレーしました。
大学卒業後もプロとしてイタリアのチームでプレーを継続。所属していたミラノでは、カップ戦優勝を果たし、自身初のタイトルを獲得するなど着実に経験を重ね続けました。イタリア10シーズン目となった24/25シーズンは、名門ペルージャに移籍。
移籍後初のスーパーコッパ(前シーズンの成績を元に4チームで争われる大会)ではチームの優勝に大きく貢献しMVPを獲得。
プレイオフを3位で終え、その後の欧州チャンピオンズリーグでは日本人男子初となる優勝を果たしました。
日本代表では主将でエースを務め、2023年ネーションズリーグで大会初となる銅メダル、2024年は銀メダルを獲得。そして、パリオリンピック7位入賞という好成績。
今年のネーションズリーグでも、優勝を目指して健闘を続けています。
石川祐希選手のコメント
これまで約10年間、イタリア各地のクラブでプレーしてきました。
どの街でも人々の情熱やあたたかさに支えられ、多くの刺激と成長の機会をもらってきたと感じています。
選手としても一人の人間としても、イタリアは特別な場所です。
大阪・関西万博のイタリアパビリオンのアンバサダーとして、その魅力を伝えていけたら嬉しいです。
石川真佑 【プロバレーボールプレーヤー】

兄と姉の影響で競技を始め、中学から親元を離れてバレーボールの強豪校に進学した石川真佑選手。しかも、中学と高校の両方で全国制覇を果たしているのです。
2019年からは、Vリーグの東レアローズに所属し、最優秀新人賞を受賞。同年、18歳で日本代表に初選出されました。
また、2022年の世界選手権では、世界ランキング3位のブラジルから金星を挙げ、日本女子バレーボールにさらなる注目が集まりました。
そして、2023/24シーズンからは活動の拠点をイタリアに移し、イル・ビゾンテ・フィレンツェに加入。
当時イタリア・セリエA唯一の日本人女子選手として大活躍。
初の海外挑戦ながら、総得点341点(リーグ全体10位)を記録するなど好成績を収めました。
2024/25シーズンは、強豪イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラへ移籍。レギュラーとして35試合に出場し、プレーオフ3位、同シーズンのCEVカップでは優勝を果たし、念願のタイトルを獲得しました。
2025年、日本代表で初めて主将に就任しネーションズリーグでも、その力を発揮。兄・石川祐希選手とともに、日本代表史上初の兄妹での主将となり、いまさらなる注目を集めています。
石川真佑選手のコメント
初めての海外挑戦でイタリアに来て、2年間プレーしてきました。
今ゆったりとした暮らしや人のあたたかさが自分に合っているなと感じています。
このたび大阪・関西万博のイタリアパビリオンのアンバサダーに選んでいただき、とても嬉しく思います。
イタリアで感じた魅力を、私なりの言葉で伝えていけたらと思います!
日本バレーボール協会 日本代表 公式サイト
https://www.jva.or.jp/national_team
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