イタリアパスタの種類はロングパスタ、ショートパスタ、具入りパスタ、その他のパスタ・・・と数えきれないほどたくさんあります!今回は、イタリアパスタの種類から、ロングパスタ編をお届けします。
イタリアパスタの種類を探求

ロングパスタは、イタリアパスタの種類のほんの一部です。誰でも分かりやすく解説すると、地球には、アジア大陸、ヨーロッパ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸・・・国が各大陸にくくられます。このように、パスタの中でもロングパスタ大陸が存在しています。ロングパスタ大陸はあくまでも解説のための例えで、正式にはロングパスタという種類があります。
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イタリア現地ではなぜパスタが愛されているの?

イタリア現地のパスタは、日本円で500g約68円ほどで買えます。とっても安いので、気軽に買えてしまいます。その上、簡単に調理できることから“イタリア人の昼食は毎日パスタ!”と言っても過言ではありません。実際に、イタリア人にその日の昼食を聞くと「パスタを食べたよ。」と答えられる方がほとんどです。パスタの種類をたくさん楽しめて、栄養価も高いために、イタリア人の元気の秘密はパスタにあるのかも知れません。
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イタリアロングパスタの種類

ロングパスタとは、長さが25cm前後のパスタの種類を指します。日本人にもよく食べられているロングパスタ。ここではイタリアロングパスタ14種類を取り上げます!あまり耳にしないパスタの種類も多いかもしれません。奥深いパスタの世界に触れてみましょう!
スパゲッティ(spaghetti)
日本でも親しまれているスパゲッティは、細くて長い特徴をもちます。イタリアパスタの種類としても代表的です。太さは1.6mm〜1.7mm。イタリアパスタ料理は、ペペロンチーノ、トマトパスタ、カルボナーラに向いています。ちなみに、明太パスタやナポリタンは日本発祥でイタリアでは存在しません。
スパゲッティーニ(spaghettini)
太さは1.6mm前後で、スパゲッティよりも細い種類のパスタです。
フェデリーニ(fedelini)
太さ1.4mm〜1.5mm。スパゲッティーニよりも細いのですが、表面に細かい凹凸があります。凹凸により、細くてもソースが絡みやすくなっています。あっさりとした仕上がりで食べられる種類のパスタです。オリーブやバジルと絡めたり、トマトパスタとしてもあっさり美味しく食べられます。
ヴィルミチェッリ(vermicelli)
太さが2.1mm〜2.2mmのパスタです。スパゲッティよりも太いパスタの種類になっています。カルボナーラなどのクリームパスタやボロネーゼなど濃厚で弾力あるソースとの相性が良いパスタの種類です。
カッペリーニ(capellini)
1.3mm以下の細い種類のパスタです。スパゲッティーニ、フェデリーニよりも細く、“capello”「髪の毛」という意味を持ちます。ペペロンチーノやトマトパスタ、オリーブやバジルソースのパスタに向いているでしょう。
リングイネ(linguine)
表面は3mmで、高さが1mmのパスタです。“lingua”「舌」が由来とされています。平たく、表面は太い種類のパスタです。味がしっかりしているソースと合います。具体的なパスタ料理は、カルボナーラやペスカトーレなどのトマトパスタなどです。
ブカティーニ(bucatini)
3mm〜6mmほどで、中心に穴が空いた特徴を持ちます。“buco”「穴」が由来とされています。シチリア発祥のパスタで、ローマ周辺でしばしば使用されるパスタの種類です。イタリアパスタ料理は、クリームソースとの相性が抜群です。また、トマトソースとも合います。
キタッラ(chitarra)
形状が独特で、断面が四角形になった種類のパスタです。太さは2mmほど。“chitarra”「ギター」が由来です。パスタを切るための道具がギターに似ていることから、この名が付きました。太めなので、濃厚で味がしっかりしたソースとの相性が良いパスタです。発祥はアブルッツォ州ラクイラ。イタリアパスタ料理では、カルボナーラやボロネーゼ、野菜のトマト煮込みと一緒に仕上げても美味しく召し上がれます。
タリアテッレ(tagliatelle)
幅は8mmと太くなっています。厚さは、1mmほど。“tagliare”「切る」が由来のパスタです。北イタリアでよく使用され、イタリア中南部では「フェットチーネ(fittuccine)」と呼ばれます。ほうれん草などの野菜を練り込んだ種類も多く、イタリア国外のさまざまな国で親しまれています。ソースが絡みやすいパスタで、イタリアパスタ料理は、クリームソースやボロネーゼなど、しっかりしたソースのパスタ料理がオススメです。
パッパルデッレ(pappardelle)
幅10mm〜30mm、厚さは、2mmほどで、リボン状の太く薄いパスタ。イタリアのトスカーナ州でよく使用される種類のパスタです。“pappare”「豪快に食べる・食いしん坊」といった意味を持ちます。オススメのパスタ料理は、濃厚なクリームソースのパスタ料理やボロネーゼです。
ピッツォッケリ(pizzoccheri)
幅10mm、厚さ1.5mmのパッパルデッレより厚みが薄いパスタ。長さは、ショートパスタの中では短く、70mmほど。イタリアのロンバルディア州ヴァルテッリーナで名物となっているパスタの種類です。イタリア料理では、野菜と一緒に茹でてチーズやバターのソースと絡めることが多いパスタです。
パッサテッリ(passatelli)
ロングパスタである一方で、スープには短く切って使われることが多い傾向です。そのため、イタリア料理としては5cmなどの短いパスタとして目にするかもしれません。パン粉、卵、パルミジャーノチーズ、レッジャーノチーズから作られる種類のパスタです。イタリア北部のマルケ州北部やエミリアロマーニャ州で見られます。イタリアパスタ料理では、スープの具として茹でて食べられ、ブロードというスープを使うレシピが典型的です。
タリオリーニ(tagliolini)
幅は4mm〜5mm、厚さは、1mm以下のパスタ。幅は、カッペリーニとタリアテッレの中間の幅です。モリーゼ州やピエモンテ州で有名な種類のパスタです。イタリアパスタ料理は、バターやトリュフと一緒に食べたり、肉類のローストソースと一緒に食べるのが典型的。魚を使用した軽いソースやホワイトソースともよく合うパスタです。
ビゴリ(bigoli)
北イタリアで有名な円形で厚めな高級パスタ。チューブから押し出されて作られるパスタの種類です。
イタリアのパスタの種類と日本のパスタの種類

イタリアでは、パスタの種類がたくさんある一方で、日本でパスタの種類に触れる機会はあまりないですよね?
普段何気なく食べているパスタには、さまざまな太さや形状があります。そして、知らぬ間に、さまざまなパスタの種類を私たちは食べているのです。ここまで読んでくださったあなたなら、ご自身がどんなパスタの種類を食べたか、記憶の範囲で想像ついたことでしょう。
イタリア人はパスタの種類も認識して調理したり、食事を楽しんでいます。「このパスタにはこのソースが合うだろう…」と組み合わせを意識していたり…。茹で時間もお好みで作るので、パスタの楽しみ方の引き出しは多いです!それから、種類によっても茹で時間が変わります。
まとめ
今回は『ロングパスタ』の種類についてご紹介しました!まだまだ、パスタの種類はたくさんあります。『ショートパスタ』の種類や『具入りパスタ・その他のパスタ』の種類も知って、食を楽しんでみましょう!イタリア料理のレストランへ行く際にも、パスタの種類に触れながら、奥の深い食事が楽しめます!
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