FASHION 05 Oct 2020

Dear Wonder Women by Anteprima

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多くの業界同様、デジタル化への移行が始まっている、ファッション業界。パソコンの画面で某ブランドのショーを眺めていたワカペディアと、クリエイティブエージェンシーのモーテル409(Motel409)の元に、とある仕事が舞い込んできた。それは、日本人女性デザイナーの萩野いづみ氏が手がけるブランド、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」2021年春夏コレクションのクリエイティブディレクションの依頼だ。ファッション業界に広がる、ニューノーマルに対する若干の不安と、それを上回る高揚感を抱きながら、メンバーは二つ返事で引き受けた。そこで今回は、9月24日に公開された、「アンテプリマ」発コレクションムービーの全貌と、制作側の秘密を公開!

日本とイタリアを繋ぐブランド、「アンテプリマ」

日本人女性として、唯一ミラノコレクションに公式参加しているブランドのコレクションに関われる事は、日本とイタリアに関わる活動が多いワカペディアにとって、とても大きな意味がある。1993年に設立し、1998年からミラノコレクションに正式参加している「アンテプリマ」。日本人らしいきめ細やかなディテールと、高品質なマテリアル、そこにイタリアのエッセンスを盛り込んだ、唯一無二のブランドだ。イタリア語で「デビュー前」という意味の「アンテプリマ」は、女性のデビューに年齢は関係がないという想いが込められているそう。600を超えるスタイルが発表されているワイヤーバッグは、ブランドのアイコンとして絶大な人気を誇る、ロングセラー商品として知られている。

春夏コレクションの全貌とは?

新型コロナウイルスの影響を受けた2021年春夏コレクションは、ブランド毎に発表の仕方が異なる。観客を大幅に減らし、ソーシャルディスタンスを保ちながらショーを開催したブランドもあれば、デジタル版コレクションムービーのみ発表したブランドもあった。「アンテプリマ」による新作コレクションは、ルーズなシルエットに春夏らしいソフトな色使いと、とろみや光沢感のあるエレガントな生地が多く、エフォートレスで軽快、且つ上質な肌触りのテクスチャーが目立った。ナチュラルでフェミニンな服に合わせるのは、小ぶりな形からぽってりとしたものまで、様々な色とシェイプが楽しめるワイヤーバック。キラキラと光に反射するバッグは、あらゆるスタイルのアクセントになること間違いなし!

テーマが『Woman』ではなく、『Women』である理由

公開されたコレクションムービーは、ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務める萩野いづみ氏が、朗読するシーンから始まる。春らしい野外のシーンと、スタジオでのモノクロシーンが入り混じる中、最新コレクションに身を包んだモデル達が、4人の女性による詩を読み上げる。どれも女性が持つ内面の強さや、自然のみずみずしい美しさについて書かれた作品だ。シーズンのコンセプトでもある「embrace the beauty of living(生きる美しさを受け入れる)」を反映しながら、エイジレスな美しさ、女性のエンパワーメント、ウェルビーイングにフォーカスしたこのコレクションに、『Dear Wonder Women(ディア・ワンダーウィメン)』というタイトルを名付けた理由は何だろう?

『Wonder Woman(ワンダーウーマン)』といえば、幼い頃から戦士になることを夢見ていた王女が、最強のスーパーパワーを武器に、巨大な悪に立ち向かうというヒーロー映画が思い浮かぶ。新作コレクションのWomen』プロジェクトには、「女性達にはワンダーウーマンのような強さと美しさがある」というメッセージと、「女性達は、自身の強さに気づいているだろうか」という問いが込められている。女性という意味の単数形である『Woman』ではなく、女性達という意味の複数形『Women』を用いた理由は、これが全ての女性へ向けられたメッセージだから。様々な環境下に置かれた世界中の女性達が、その強さを自由に示す事ができない社会に対する、美しく静かなマニフェストだ。

さて、ここまで記事を読んでくれた全ての女性に聞いてみたい。あなたはすでに、自分の中にある強さに気づいているだろうか。それらを押し殺す事なく、開花させているだろうか。何より、誰かにとっての「ワンダーウーマン」ではなく、あなた自身の「ワンダーウーマン」になれているだろうか。今回制作したコレクションムービーが、女性達の外面だけでなく、内面をも輝かすものであることを祈って。

Anteprimaウェブサイトはこちら

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WRITER PROFILE
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ワカペディアは、異文化交流の促進を目的としたトータルサイト。 設立者のサラワカは、日本人の両親の元ミラノで生まれ育ち、ロンドン、パリ、東京、イタリアでは、のちにワカペディアのオフィシャルメンバーとなる個性溢れる5名(GIULIA BISON, FEDERICA FORTE, YURIE N, YOKA MIYANO, CAMILLE BRUNET) と出会った。#CULTURECANBEFUNをモットーに、言語の壁を超え、アートやファッションをはじめとする様々な文化情報を、ユーモアを交えて発信している。 また、活動の一環として、世界的に有名なアーティストや著名人へのインタビューの他、企業のクリエティブコンサルティング、デジタルコンテンツの作成や記事の執筆なども手掛けている。 これまで担当したプロジェクトは、BRUTUS、ELLE JAPAN、L’OFFICIEL MAGAZINE、PLAYBOY ITALIA、POPEYE、TOILETPAPER MAGAZINE、VOGUE JAPAN等。

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