イタリアの春
日本とほぼ同様に四季のあるイタリア。 日本と異なる風物詩は卒業・新入学シーズンではないことぐらいでしょうか?
あぁ、そうそう、ハウス栽培をしないイタリアでは季節毎に流通する農作物が異なり、アスパラとかイチゴが店頭に並ぶと、「あぁ、春だなぁ!」と感じる人が多いようです。
そんなことを踏まえつつ、春を歌ったイタリアの定番曲、ヒット曲、隠れた名曲などを、例によってイタリアらしく、1950年代から21世紀までの幅広い年代の中でピックアップしてプレイリストにしました。
冒頭は“Primavera(プリマヴェーラ / 春)”をキーワードにした楽曲群で、続いて“Marzo(マルツォ / 3月)”、“Aprile(アプリーレ / 4月)”、“Maggio(マッジョ / 5月)”。さらには“Ciliegio(チリェ-ジョ / 桜)”、Fragola(フラーゴラ / イチゴ)、“Fiore(フィオーレ / 花)”といったキーワードの楽曲を選びました。
超定番曲が約3割、新時代の春ソングが約3割、著名アーティストのアルバム収録曲が約3割。 残り1割ぐらいには、かなりマニアックな楽曲もさり気なくリストの中に紛れ込ませています。 判る人には判るかも?!
Buon ascolto!(ブオン・アスコルト / 意:聴いてね!)
プレイリストに挿入されたアーティスト
イタリアの音楽界の縮図がある程度頭に描けるようになるとイメージが湧きやすいのですが、まだそれが無い方のために、プレイリストに挿入されたアーティストを大まかにキャリアや立ち位置でグループ分けすると、以下のようになります。
【大御所】
※イタリアの国民的人気を持つ最重要アーティスト
Gino Paoli(ジーノ・パオリ)
Riccardo Cocciante(リッカルド・コッチャンテ)
Pooh(プー/解散したバンド)
Franco Battiato(フランコ・バッティアート)
Lucio Battisti(ルチォ・バッティスティ / 故人)
Lucio Dalla(ルチォ・ダッラ / 故人)
Massimo Ranieri(マッシモ・ラニエリ)
Roberto Murolo(ロベルト・ムーロロ / 故人)
Sergio Endrigo(セルジョ・エンドリゴ / 故人)
Al Bano(アル・バーノ)
Nilla Pizzi(ニッラ・ピッツィ / 故人)
【ベテラン】
Loretta Goggi(ロレッタ・ゴッジ)
Alunni del Sole(アルンニ・デル・ソーレ / ヴォーカリストの死で解散したバンド)
Angelo Branduardi(アンジェロ・ブランドゥアルディ)
Fabio Concato(ファビオ・コンカート)
Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)
Latte e Miele(ラッテ・エ・ミエーレ / バンド)
Ricchi e Poveri(リッキ・エ・ポーヴェリ)
Formula 3(フォルムラ・トレ / 解散したバンド)
Camaleonti(カマレオンティ / バンド)
Ivan Graziani(イヴァン・グラツィァーニ / 故人)
Biagio Antonacci(ビアージォ・アントナッチ)
Franco Fasano(フランコ・ファザーノ)
Wilma Goich(ヴィルマ・ゴイチ / 日本での表記:ウイルマ・ゴイチ)
【中堅】
Laura Pausini(ラウラ・パウジーニ)
Marina Rei(マリーナ・レイ)
Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)
Giorgia(ジョルジア)
Samuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ)
Carmen Consoli(カルメン・コンソリ)
Ligabue(リガブエ)
Elio e le Storie Tese(エリオ・エ・レ・ストリエ・テーゼ / 解散したバンド)
Francesca Marini(フランチェスカ・マリーニ)
Niccolò Fabi(ニッコロ・ファビ)
【若手】
Annalisa(アンナリーザ)
Ermal Meta(エルマル・メータ)
Tecla(テクラ)
Modà(モダー / バンド)
Luca Dirsio(ルカ・ディリジオ)