大阪・関西万博の中でも、連日長蛇の列ができているイタリアパビリオン。展示物はもちろん、パビリオン内や周辺で食べることができるグルメにも注目が集まっています。そこで今回は、イタリアパビリオンで楽しめる本格的なイタリア料理をご紹介します。

イタリアパビリオン内には、イタリアの食文化を発信するEATALY(イータリー)がレストランを出店。しかも、毎週違う地域の料理をピックアップ。イタリア各地の郷土料理が週替わりで味わえるので、何度訪れても楽しめること間違なしです。
また、パビリオンに併設されているキッチンブースも見逃せません。今回ご紹介するのは、いま注目のグルメ「ピンサ・ロマーナ」。もちろん、大阪・関西万博での出店は期間限定。しかも、関西地域ではここでしか味わうことのできない特別感満載の一品なのです。

ピンサってなに?
ピンサとは、小麦粉・大豆粉・米粉を独自にブレンドし、長時間発酵させたローマ発祥の楕円形のパン。外はカリッと、中はふんわりとした軽やかな食感が特徴です。
2001年にパン職人であり、ピンサメーカー(Corrado Di Marco S.r.l.)の創業者でもあるコッラード氏が、誰もが安心して食べられる消化の良いピッツァを目指して開発。古代ローマの製パン技術に着想を得て、2,000回以上の試作を重ねて生み出したとのこと。
“ピンサ・ロマーナ”という名前は、ラテン語の「pinsere(伸ばす・広げる)」という言葉に由来する「ピンサ(伸ばしたパン)」と「ロマーナ(ローマ風の)」という意味。イタリアはもちろん、いまでは世界中で注目を集める存在になっています。

手軽に楽しめる本場イタリアの味!
この「ピンサ・ロマーナ」は、東京・代官山に店舗を構える「Bontà Italia」で提供されていますが、そのお店以外で食べられるのはおそらく本万博だけとのこと。
このキッチンブースでは、ピンサ・ロマーナをはじめ、薄焼きのピッツァ生地にモッツァレラチーズや様々な具材を挟んで焼き上げたイタリア・プーリア州の郷土料理の「プッチャ」など、本場仕込みの多彩なメニューが提供されています。

一番人気「レジーナ」で新感覚のグルメ体験
今回筆者がいただいたのは、一番人気を誇るメニュー「レジーナ」。トマトソースをベースに、モッツァレラ、バジルがトッピングされたシンプルな一枚です。
ひと口かじると、外側のカリッとした食感と香ばしさ、そして中のしっとりモチモチ食感が絶妙。具材のバランスもよく、トマトの酸味とチーズのコクが口の中いっぱいに広がります。
見た目はボリュームがあるのに、驚くほど軽やかな食感のため、すぐに完食してしまうほど。「ピッツァのようで、ピッツァじゃない」という触れ込みはこのことかと、これまでにない美味しさを知る新感覚のグルメ体験でした。



どのメニューを選んでも、きっと思い出に残る万博の味になること間違いなし。
展示物はもちろん、イタリアパビリオンの魅力を、ぜひグルメでも味わってください。
Bontà Italia.
https://www.bontaitalia.co/
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