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イタリアと日本のTHEお父さんSNAP! 国は違えど家族を愛す気持ちは同じです

6月21日は父の日。みなさま、どんな父の日を過ごしますか?
今回はイタリアと日本のお父さんをSNAP。ピッティ・ウオモのSNAPも格好いいですが、こちらも負けてません。彼らお父さんの取材からわかったのは、家族を思う気持ちに国境はない、ということでした。

「父親は子供にとってヒーローなんだ」

Francesco Pavone(フランチェスコ・パヴォーネ)さん

トリノに住むフランチェスコさん(31歳)は、日本人の妻、娘、息子の4人家族です。

イケメンでお洒落な彼の職業は、メカニカルエンジニア/イノベーションマネージャーという理数系。デスクワークをハードにこなす日々だといいます。その反動か、プライベートは趣味のクルマ、サッカー、カンフーでアグレッシブに過ごします。

そんなフランチェスコさんに父親とは家族にとってどんな存在ですか、と聞いてみました。
「父親は子供達にとってのヒーローであり、時に厳しく時に優しく、また遊ぶときは子供と一緒に無邪気に遊ぶ、頼もしくもあり、しかし友達のような存在です」との答え。幸せそうです。

「妻との旅行が人生の喜び」

Walter Prendin(ヴァルテル・プレンディン)さん

ヴェネツィアで生まれ育ったヴァルテルさん(69歳)は、現役の宇宙工学のエンジニア。息子のヤコブさんはオランダで、娘のアニェーゼさんは日本で働いています。つまり子供たちは立派に巣立ったのです。「寂しいことはほとんどない」とヴァルテルさん。なぜなら妻と二人、旅行することがとても楽しいからだといいます。上の写真はスペイン領カナリア諸島にあるテネリフェ島。そのほかにも、工学、天文学、物理学、サイクリング、ハイキング、ボランティアと趣味がたくさん。

昨年訪れた南イタリア・マテーラ。ヴァルテルさんの背景には、石灰質の岩肌に作られた「サッシ」と呼ばれる住居が広がります。こちらは世界遺産「マテーラの洞窟住居」として有名です。

「父の健康は家族のためにもなる」

Hitoshi Ushikubo(牛久保 均)さん

イザイアのスーツにバルバのシャツ、E.マリネッラのタイ&チーフを着こなすスタイリッシュな牛久保さん(56歳)。「80年代、友達は雑誌を見てカリフォルニアやハワイに興味を持っていましたが、私は断然イタリアでした。ユベントス、F1フェラーリ、とにかくイタリアのすべてを美しいと感じていました」。
その思いが通じたのか。20代後半からイタリア車のインポートを手掛ける会社に勤め、現在はフィアットやアルファロメオなどを擁すFCAジャパンで代表取締役営業本部長を務める牛久保さん。
全国に約200ある販売店を統括するなど忙しい日々を送る中、「旅行で家族とのコミュニケーションを取っています。この夏はシチリアに行く予定です」といい、「旅先では25歳になる娘の近況や将来について妻から話を聞いたりもします」。また、ご結婚27年目を数えるご夫婦共通の趣味が野球観戦。二人で東京ドームに行くことも多いとか。

趣味はランニング。「最初はダイエット目的で始めたのですが、今では走ることが楽しい、気持ちいいと感じるようになりました」。月に60㎞を走るほどで、数年前には東京マラソン(写真上)にも出場。父の健康が家族のためになる、ということですね。

「週末は妻の自由時間とします」

JUN MORITA(森田 潤)さん

「2歳半の息子と遊んでいるときが今一番幸せな時間」という広告代理店でアカウントを務める森田さん(37歳)。
たっぷり時間をかけて煮込んだミートソースを息子がうれしそうに食べている時や、自転車に乗せて博物館や公園に行く時に父親としての喜びや責任を感じるともいいます。
「平日は毎朝保育園へ送っていきますが、夜は妻にまかせっきり。だから週末は僕が息子の面倒をすべて見て、妻にはフリーな時間をできるだけ過ごしてもらおうと思っています」。

「もちろん、ひとりの時間も大事」といい、その時間はサーフィンに費やします。「最近は月に1回くらいしか行けないのですが、サーフィンを通じて出会った仲間はかけがいのないもの。公私にわたって励みになっています」。
Humis(ヒューミス)のセットアップにHanes(ヘインズ)のポケットTシャツとリラックスしたスタイルがお好きな森田さんですが、「でも、ここぞ!の時にはグッチのビットモカシンで決めますよ」と屈託のない笑顔で語ってくれました。

「息子は父の背中を見て育ちます」

Massimiriano Cerminara(マッシミリアーノ・チェルミナーラ)さん

フィレンツェの下町で理容師をしているマッシミリアーノさん(44歳)。
趣味は映画鑑賞と旅行といいます。妻と息子の三人で出かけることが多いとか。
トスカーナ・キアニーナ牛ステーキ祭りに出かけた際、息子とフットボールに興じた、というのはイタリア人なら当たり前と満面の笑み。
「キッチンで妻を手伝うのはもちろん、僕が料理を作る日も結構多いよ」とマッシミリアーノさん。家族にとって父親とは?の問いには、「息子は父親の背中を見て育ちます」との答え。

いかがでしたか? いずれのお父さんも仕事をハードにこなし、趣味の時間を大事にしつつも、常に家族を思い、サポートする姿勢を感じさせます。そんなお父さんを家族は誇りに思っているはずです。

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