今年も冬が始まりを感じる季節がやってきました。3月から始まったサマータイムも10月で終わり。一時間早く進んでいた時計を元に戻しました。
イタリアと日本との時差も7時間から8時間に変わります。
我が家でもサマータイムが終わったので、壁掛け時計や電子レンジの時刻を直しました。
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サマータイムは何のため?
サマータイムはエネルギーの節約のために行われます。
サマータイムの7ヶ月間で、イタリアの電力システムは、約15万世帯の年間平均需要に相当する4億2000万kWhの消費削減したと言われています。
2004年~2022年まで、夏時間によるイタリアの電力消費の減少は、合計約109億kWh*1。経済的には、約20億ユーロの節約になります。かなり大きな数字ですね。
電力消費量の削減により、約20万トンのCO2排出を回避することができ、エネルギーの節約だけでなく、環境保護にも。
サマータイムは今後廃止される?
2018年、欧州委員会はEU市民に「サマータイムを維持したいかどうか」を問う調査を行いました。 この質問には、過去最高の460万人以上が回答し、84%が「サマータイムを廃止しすること」を求めるという結果になりました。
これを受け、2019年に欧州議会は2021年以降、時間変更を廃止することを決定。 2022年以降は、各国でサマータイムを実施するかしないかが決定されます。 夏の日照時間が長い北ヨーロッパの国ではサマータイムは何の効果もなく、むしろ睡眠時間を短くするだけだという説もあるのです。
サマータイムのデメリット
サマータイム廃止案が出る理由として、サマータイムのデメリットが話題になっています。
- 時差ボケのような症状が出る
- 時間変更の日に集中力低下・自殺の増加など
私としては、夏の夜が楽しいので、サマータイムは、なくなってほしくないなぁと思いながら、今後の対応を見守っています。
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