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イタリアの学校は日本とここが違う!

イタリアは9月から新学期が始まります。
イタリアの学校制度は日本とはちょっと違います。

イタリアの学校制度

イタリアの学校制度について説明したイラスト

まずは学校へ行く年数と開始年齢。

小学校 5年(6歳〜)
中学校 3年(11歳〜)
高校 5年 (14歳〜)

小学校は5年制で、6歳から学校生活の始まりです。
2020年は2019年の12月31日〜2020年の12月31日までの間に6歳になった子どもが、9月から1年生になります。

ここでちょっと日本と違うことがあります。
イタリアでは、2021年の4月31日までに6歳になる子どもでも、希望すれば2020年9月から小学校を始めることができるのです。
親の判断によって1学年早くするかどうか、選択できるのです。

兄・姉がいる子どもは早く入れてるなという印象ですが、これは子ども次第です。他の子どもと比べるとどうしても小さいので大変そうですけどね。

中学校は日本と同じく3年。高校は日本より2年長い5年あります。

イタリアでは小学校でも落第!?

イタリアと日本の学校の違いについて説明したイラスト

イタリアの学校では落第がわりとあります。小学校は人数は少ないですが、主に勉強について行けなかった児童。中学校以上は欠席の多い生徒が落第しています。

ここでは落第に悲壮感のようなものはありません。

5クラスある近所の公立中学校では、各学年に3−4人の落第生がいます。最初は驚きましたが、イタリアでは当たり前。

11歳と14歳が同じ中学1年生の教室にいることもあります。
本人も周りも騒ぐこともなく受け入れられています。
無理して先に進めるよりは、ここで挽回しようといった感じです。

次に、高校。
文系・理系・技術系・芸術系・観光・語学などに分かれています。
ここで将来の進路が決まります。なので、1年目で進路選択を間違えたと思う学生は転校し、別の学校に行きます

イタリアの義務教育期間は6歳〜16歳です。なので高校の途中で義務教育が終了します。そのため、「仕事を早く始めたい」などの理由で高校2年で退学する生徒もいます。

Diploma di maturita(高校卒業資格)くらいはあった方がいいのかな?と日本育ちの私は思いますが。
その辺りの感覚も国によって違うのかもしれませんね。

 


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宮崎 隆司 / 2021.11.19


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