日本で愛されているパスタ料理の一つ、カルボナーラ。パスタ好きの日本人では知らない人はいないのではないでしょうか。
元はローマの伝統的な郷土料理で、名前の由来は諸説ありますが炭焼き職人の「カルボナーロ」からというのが有力説です。炭の様に黒こしょうをたっぷりとかけるのがポイントとか。
伝統的なレシピでは太めのパスタ、トンナレッリを使い、グワンチャーレという豚の頰肉の塩漬け(ベーコンよりも脂たっぷりです)を香ばしくソテーし、ソースはパスタの茹で汁、卵黄、ペコリーノ・ロマーノで仕上げますが、日本のレシピではスパゲッティでベーコン、生クリーム、卵黄の組み合わせで作るレシピが一般的。身近にある材料で日本人好みの味にアレンジされていて、さすが器用な日本人だなと思います。
更にカルボナーラの味がサラダやスープにも取り入れられていたり……これもアレンジ上手な日本人のなせる技ですね。



今回は私がお気に入りのカルボナーラがアレンジされたレシピをいくつかご紹介しようと思います。
カルボナーラ風フェットチーネのスープパスタ(2人分)
フェットチーネで作り、スープが絡みやすくします。

オリーブオイル ― 大さじ1
にんにく(みじん切り) ― 1/2かけ
ベーコン(5ミリ幅に切る) ― 4枚
牛乳 ― 200ml
コンソメスープの素 ― 1個
A:生クリーム(乳脂肪35%程のもの) ― 200ml
A:卵黄 ― 2個
A:パルミジャーノチーズ(すり下ろし) ― 大さじ3
フェットチーネ ― 200g
黒こしょう ― 適量
パセリのみじん切り(あれば) ― 少々

<作り方>
1 フェットチーネは袋の表示に従って茹でる。(スープに塩分があるので塩茹でしない)
Aを混ぜ合わせる。
2 フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとベーコンを炒め、良い香りがしたら牛乳を加え、温まったら、コンソメスープとAを加える。
3 2が温まったら火からおろし、器に茹で上がったフェットチーネを入れ、注ぎ入れ、黒こしょうをかけ、パセリを散らす。
*乳成分と卵黄が分離しない様に火にかけすぎない様に注意しましょう。

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カルボナーラ風ペンネのグラタン(2人分)
濃厚なソースが美味。柔らかめに茹でたブロッコリーをたっぷり加え、口当たりよく仕上げます。

オリーブオイル ― 大さじ1
にんにく(みじん切り) ― 1/2かけ
ベーコン(5ミリ幅に切る) ― 4枚
ブロッコリー (小房に分ける)― 1株
ペンネ ― 100g
A:生クリーム ― 150ml
A:卵黄 ― 1個
ピザ用チーズ ― 40g
黒こしょう ― 適宜

<作り方>
1 ペンネは袋の表示に従って茹でる。
ブロッコリーを柔らかめに茹でる。
Aを混ぜ合わせる。
2 フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとベーコンを炒め、良い香りがしたら火から下ろす。
3 耐熱容器に水気を切ったペンネとブロッコリーをのせる。2をかけ、Aを注ぎ入れる。
チーズを散らし、200度のオーブンで12分ほど焼く。
黒こしょうをたっぷり散らす。

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カルボナーラ風フジッリ1サラダ(2人分)
たっぷり加えた茹で卵がカルボナーラ風。ほのかなにんにくの風味とたっぷりかけた黒こしょうが味のポイントです。

オリーブオイル ― 大さじ1
にんにく(みじん切り) ― 1/2かけ
ベーコン(5ミリ幅に切る) ― 4枚
茹で卵 ― 2個
フジッリ ― 75g
A:生クリーム・マヨネーズ ― 各大さじ2と1/2
A:パルミジャーノチーズ(すり下ろし) ― 大さじ2
黒こしょう ― 適宜
サニーレタス ― 適量

<作り方>
1 フジッリは袋の表示に従って茹でる。
2 フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとベーコンを炒め、良い香りがしたら火から下ろす。余分な脂はキッチンペーパーで拭く。
3 茹で卵は卵黄と卵白に分ける。卵白はみじん切りに、卵黄はAと混ぜ合わせる。
4 水気を切ったフジッリと2と3を混ぜ合わせる。
5 器にサニーレタスを盛り、4をのせ、黒こしょうをかける。

どれも手近な材料で作れ、簡単なレシピです。是非トライしてみて下さいね♪
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