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ワインのお供に♪秋の簡単おつまみイタリアン【とっておきレシピ】

少しづつ空が高くなり、爽やかな風が吹き始める9月は夏の終わりと秋の足音を感じ始めます。店先では秋野菜が並び始め、いよいよワインがますます美味しくいただける季節の到来です。

今回はこの季節にぴったりなワインに合わせるおつまみイタリアンをご紹介します。


桃のオリーブオイルがけ(2人分)

この時期に出回る硬めの桃を使ったクイックおつまみです。いちじくや洋梨で作っても美味しいですよ!


<材料>
桃 ― 1/2個
粗塩、黒こしょう、オリーブオイル ― 各適量

<作り方>

1 桃は皮を剥き、スライスし、器に並べる。

2 塩をふり、オリーブオイルを回しかけ、こしょうをふる。


おすすめペアリングワイン:フルーツのおつまみに合わせるワインは発泡系の白が好相性


牡蠣としいたけのワイン蒸し(2人分)

牡蠣としいたけの旨みが同時に味わえます。肉厚でぷりぷりのしいたけは、牡蠣に匹敵する主役級の美味しさです。


<材料>
牡蠣 ― 10個
しいたけ ― 4枚
ローリエ ― 1枚
白ワイン ― 大さじ3

塩、オリーブオイル ― 各適量
レモンのくし切り ― 1個

<作り方>

1 牡蠣は水と塩適量を入れたボウルの中で振り洗いをし、ザルに上げて水気を切る。

2 しいたけは石づきを切り落とす。

3 皿の上に1と2を並べ、ローリエをのせ、白ワインを回しかける。

4 蒸気の上がった蒸し器に3を入れ、強火で10分程蒸す。

5 塩をふり、オリーブオイルを回しかけ、レモンを添える。


おすすめペアリングワイン:ミネラル分が豊富な牡蠣は、鮮やかな酸味と軽やかな口当たりの辛口のリースリングがよく合う


鯛のアーモンドソース

淡白な鯛には香ばしいナッツの風味がよく合います。隠し味に加えたケッパーとアンチョビが、ソースにコクと旨みをプラスしてくれます。


<材料>
鯛(切り身) ― 2切れ
塩 ― 小さじ1/3
こしょう ― 少々
オリーブオイル ― 大さじ2
A:オリーブオイル ― 大さじ1
A:アーモンド(粗みじん切り) ― 20粒
A:にんにく(みじん切り) ― 1かけ
A:ケッパー(みじん切り) ― 小さじ1
A:アンチョビ(みじん切り) ― 1枚
A:塩 ― 少々
ルッコラ(あれば) ― 適量

<作り方>

1 鯛は塩、こしょうをふる。

2 Aのオリーブオイルを熱し、他の材料を炒める。にんにくの良い香りがしたら取り出す。

3 フライパンにオリーブオイルを熱し、鯛を両面こんがり焼く。

4 3を皿に盛り、2をかけ、ルッコラをあしらう。


おすすめペアリングワイン:白身魚とナッツの香ばしい風味の組み合わせは、樽でしっかり熟成させたシャルドネがよく合う


ご飯とチーズのおやき(2人分)

冷凍ごはんと家に残っているチーズで完成するお手軽レシピです。チーズによって味わいが違うのも面白いところ。


<材料>
ごはん ― 茶碗1/2杯分
ピザ用チーズ ― 大さじ2
イタリアンパセリ ― 少々
オリーブオイル ― 大さじ2

<作り方>

1 ごはんとピザ用チーズを混ぜ合わせ、4等分にし、小判型に形を整える。

2 フライパンにオリーブオイルを熱し、1を両面こんがり焼く。

3 器に盛り、イタリアンパセリを散らす。


おすすめペアリングワイン:チーズの塩気とお米の甘みがミックスしたおやきは、フレッシュなプロセッコがよく合う


豚肉のプルーン巻き(2人分)

豚肉とドライフルーツという、赤ワインによく合う食材の組み合わせ。しょうゆとみりんの甘辛味に隠し味に加えたバルサミコ酢がいい仕事をしています。


<材料>
豚もも薄切り肉 ― 8枚
ドライプルーン ― 3個
A:しょうゆ・みりん・酒 ― 各大さじ1
A:バルサミコ酢 ― 小さじ1
オリーブオイル ― 大さじ1

<作り方>

1 プルーンは種を抜き、4等分にする。

2 豚肉を広げてプルーンを巻く。

3 フライパンにオリーブオイルを熱し、2の巻き終わりを下にして転がしながら焼く。

4 3にAを加え、強火にしてタレ煮詰めて絡める。


おすすめペアリングワイン:ドライフルーツには熟したプラムの風味を持つテンプラニーリョがよく合う


牛もつで作るトリッパ風トマト煮(2〜3人分)

日本ではハチノスと言われる牛の胃袋を使ったトマト煮のトリッパは、イタリアでは大人気の一皿。今回は手に入りやすい牛もつを使って、トリッパの味を再現します。


<材料>
牛もつ ― 400g
牛乳 ― 200ml
にんにく ― 1かけ
にんじん ― 1/2本
玉ねぎ ― 1個
セロリ ― 1/2本
白インゲンの水煮(缶詰め) ― 100g
オリーブオイル ― 大さじ1
白ワイン ― 100ml
A:水 ― 400ml
A:トマトの水煮缶 ― 1缶
A:コンソメスープの素 ― 1個
A:ローリエ ― 2枚
A:塩 ― 小さじ1
A:こしょう ― 適量
パルミジャーノチーズのすりおろし ― 大さじ4
パセリ(みじん切り) ― 少々

<作り方>

1 牛もつの臭みをとるため、牛乳に1時間程つけこみ洗う。

2 沸騰したお湯に2の牛もつをいれて、1〜2分さっと茹でる。これを2回繰り返し、ザルにあげて水気を切る。

3 にんにくはみじん切りにする。にんじん、玉ねぎ、セロリは粗みじん切りにする。

4 鍋にオリーブオイルを熱し、3を加え、しんなりするまで炒める。

5 4に2を加え、さっと炒め合わせて白ワインをふる。

6 アルコール分が飛んだらAを加え、強火にかけ沸騰したらアクを取り、蓋をずらしてかぶせ、弱火で45分程煮込む。

7 白いんげんを加え、15分程煮る。

8 水気が1/3量になったら味をみて必要ならば塩を加える。

9 器に盛り、パセリを散らす。


おすすめペアリングワイン:牛もつの脂には、深みがあるしっかりとしたタンニンが特徴のカベルネ・ソーヴィニヨンがよく合う


どれも身近な食材を使った気軽に作れる料理ばかりです。気軽に毎日の食卓にコルクを開けて、秋のおつまみイタリアンを楽しんでみませんか?