長かった残暑もようやく終わりを迎え、食欲の秋の到来です。かぼちゃ、さつまいも、れんこん、なす、きのこなどなど、秋には美味しい食材がたくさん!
今回は秋の食材をたっぷり使ったおうちイタリアンのとっておきレシピを紹介します。
オーブンでも簡単に作れるラタトゥイユ(作りやすい量)

オーブンで水分を飛ばす事により野菜の旨みが凝縮され、鍋で煮て作るものとは違う美味しさが楽しめます。
パプリカ(赤・黄) ― 各1/2個
玉ねぎ ― 小1個
いんげん ― 8本
かぼちゃ ― 1/8個
にんじん ― 1/2本
さつまいも ― 1/3 本
ごぼう ― 1/2本
れんこん ― 1/2本
にんにく(みじん切り) ― 1かけ分
塩 ― 小さじ1
オリーブオイル ― 大さじ3〜4
トマトの水煮缶(ホール) ― 2缶
<作り方>
1 オーブンは160°Cに予熱し、天板にオーブンシートを敷く。
2 パプリカは種とワタを取り除き、半分に切る。
玉ねぎは皮を剥き、四つ割りにする。
いんげんはなり口を切り落とす。
かぼちゃはワタを取り、5ミリの厚さに切る。
にんじんは半分の長さに切り四つ割りにする。
さつま芋は5ミリの厚さの輪切りにする。
ごぼうは5センチの長さに切り、縦半分に切る。
蓮根は5センチの長さに切り、六つ割りにする。
3 1の天板に2をまんべんなく並べ、にんにくと塩を散らし、トマトの水煮缶を手で潰しながら全体にかける。オリーブオイルを回しかける。
4 オーブンで40分加熱し、一旦取り出し、上下を入れ替えるように全体をさっくり混ぜ合わせ、上部をアルミホイルで覆い、熱が全体に回るようにする。
5 更に40分焼く。

* 野菜を大きめに切るとそれぞれの美味しさと歯応えが楽しめます。
焼き芋のフォカッチャ(1枚分)

焼き芋の甘さとスパイスのバランスが絶妙な、この季節にぴったりのフォカッチャです。売ってる焼き芋で作ればもっと簡単。
さつま芋 — 200g
〜生地〜
強力粉 — 250g
ドライイースト — 2g
水 — 150ml
オリーブオイル — 大さじ2
塩 — 小さじ1
〜トッピング〜
ドライトマト — 2~3個
一味唐辛子 — 小さじ1/4
クミンシード — 小さじ1
自然塩 — 少々
オリーブオイル — 適量
<作り方>
1 さつま芋は濡らした新聞紙とアルミホイルで包み、180度のオーブンで1時間程芯が柔らかくなるまで加熱する。
2 ボウルに生地の材料を入れ、混ぜ、ひとまとまりになったら取り出し、滑らかになるまでこねる。
3 2を丸めて、生地の継ぎ目を下にしてオリーブオイルを塗ったボウルに戻し、ラップをして電子レンジの発酵モードで(もしくは温かい場所で)1時間程、生地が2倍に膨らむまで発酵させる。
4 3の空気を抜き、オーブンシートを敷いた天板におき、厚さ2センチ程の好きな形に成形する。乾燥しないようにオリーブオイルを塗り、電子レンジの発酵モードで(もしくは温かい場所で)30分程おく。
5 さつま芋を適当な大きさに手でちぎり、4の生地に手でくぼみをつくり、押し込む。
6 220度のオーブンで18分焼く。
7 トッピングを作る。
フードプロセッサーにドライトマトとクミンシードを入れて撹拌し、一味唐辛子と塩を加えて混ぜる。
8 フォカッチャに7を散らし、オリーブオイルをまわしかける。

*スパイスと塩がいい味のアクセントになります。フォカッチャの仕上げに、お好みのスパイスを加えてみるのもおすすめです。
ポルペッテ(イタリアン肉団子)(2~3人分)

ポルペッテはイタリアのマンマが作る家庭料理の一つです。マンマの数だけレシピがある、みんなが大好きな料理です。
A:牛挽き肉 ― 300g
A:塩 ― 小さじ1/2
A:黒こしょう ― 少々
A:玉ねぎ(みじん切り) ― 1/2個
A:卵 ― 1/2個
A:パン粉 ― 大さじ3
A:パルミジャーノチーズのすりおろし ― 大さじ2
A:パセリのみじん切り ― 大さじ1
A:松の実 ― 30g
A:レーズン ― 30g(お湯で戻す)
オリーブオイル ― 大さじ2
〜きのこのトマト煮〜
トマトの水煮(ホール缶) ― 1缶
にんにく(みじん切り) ― 1かけ分
B:玉ねぎ(5ミリ角) ― 1/2個
B:にんじん(5ミリ角) ― 1/2本
B:セロリ(5ミリ角) ― 1/4本
しいたけ(4等分にスライス) ― 6枚
マッシュルーム ― 1パック
舞茸(ほぐす) ― 1パック
塩 ― 小さじ1/2
黒こしょう – 少々
オリーブオイル ― 大さじ2
白ワイン ― 大さじ2
イタリアンパセリ ― 少々
<作り方>
1 ミートボールを作る。
ボウルにAを合わせて粘りが出るまでよく練り、好みの大きさのボール状に成形する。
2 フライパンにオイルをひいて中火にかけ、3を転がしながら表面がカリッとするまで火にかけ取り出す(中まで火が通ってなくても良い)。
3 トマト煮を作る。
鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを炒め、良い香りがしたらBを加えてしんなりするまで炒め合わせる。
4 2、トマト缶、白ワインを加え、強火にかけ、沸騰したら弱火で20分程煮込む。
5 きのこを加え、塩、こしょうで味を整える。
6 器に盛り、イタリアンパセリを手でちぎりながら散らす。

たらの切身で作る秋のアクアパッツァ(2人分)

切り身で作るので手軽に作れます。たら以外にも鯛、かじき、鮭など様々な魚で応用できます。美味しそうな切り身を見つけたら是非作ってみて下さい。
たら(切り身) ― 2切れ
塩・白こしょう ― 各少々
にんにく(包丁の背で潰す) ― 1/2かけ分
オリーブオイル ― 大さじ1
砂抜きあさり ― 殻つき100g
ミニトマト ― 6個
れんこん(皮をむいて輪切り) ― 1/4節分
小かぶ(四つ割り) ― 4個分
舞茸 ― 1/4パック
マッシュルーム ― 8個
白ワイン ― 大さじ3
水 ― 大さじ3
イタリアンパセリ ― 少々
<作り方>
1 たらに塩、こしょうをして、10分ほど置く。
2 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかける。
3 にんにくの香りがしてきたら、1の水気を拭き、皮目から中火でこんがりと焼く。
4 上下を返し、白ワイン、水、あさり、ミニトマト、れんこん、小かぶを入れ、沸騰したら蓋をして弱めの中火で5分程加熱する。
きのこを入れ更に3分加熱する。
あさりが全て開いたら火から下ろし、イタリアンパセリを手でちぎりながら散らす。
どれも秋の食材をふんだんに使ったレシピばかりです。
イタリアンでも秋を楽しんでみませんか?