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自宅で作る!今話題のスイーツ「マリトッツォ」の作り方・レシピ

マリトッツォそれぞれの味

今、ちょっとしたブームになっている「マリトッツォ」。卵とバターがたっぷり入ったブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだこのスイーツはローマ発祥の伝統菓子です。朝食は甘いものをカッフェと共にいただくのが定番のイタリア、マリトッツォはローマの朝のバールの定番メニューの一つです。

マリトッツォの歴史はとても古く、ローマ時代に遡ります。当時は生クリーム入りではなく、サイズも大きく、卵やオリーブオイル、干しぶどう、はちみつを加えた栄養豊富なパンとして外で働く夫のための携帯食として作られていました。それがやがて中世になり、復活祭の前の40日間は粗食にする為お菓子の代わりに小さく作ったマリトッツォが食べられるようになり、次第に広まっていきました。やがて時代を経て生クリームたっぷりの今の様なかたちに変化をしていきました。
そして名前の由来はイタリア語のマリート(marito/夫)から。
3月に男性から好きな女性にこのマリトッツォを贈る習慣があり、この中に指輪や宝石を隠してプレゼントしていた人もいたそうですよ。なんともイタリアらしい素敵なエピソードですね。

それではマリトッツォのレシピをご紹介します。

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マリトッツォ(8個分)

マリトッツォそれぞれの味

リッチなブリオッシュ生地で作るのでお菓子とパンの中間の味わいです。生クリームにマスカルポーネチーズと練乳をプラスし、さっぱりとしながらもコクのある味わいにしています。そのままでも十分美味しいのですが季節のフルーツをトッピングするとケーキのように華やかになります。

<材料>
A:強力粉 ― 200g 
A:砂糖 ― 40g 
A:インスタントドライイースト ― 3g 
A:塩 ― 3g 
卵 ― 1個
ぬるま湯 ― 70g 
バター ― 40g 
生クリーム(乳脂肪が高めのもの) ― 150ml
マスカルポーネチーズ ― 大さじ3
砂糖・練乳 ― 各大さじ2
いちご・ブルーベリー・バナナ・アーモンドクラッシュ ― 各適量
粉糖 ― 適量

マリトッツォの材料

<作り方>

1 ボウルにAを入れ、混ぜ、全体が混ざったら卵とぬるま湯を加えて混ぜる。
2 粉っぽさがなくなったらバターを加えて混ぜる。最初ベタつくが混ぜ続けていると滑らかになって手に生地が付かなくなる。

練り粉

3 生地がなめらかになったら丸め、ボウルに入れ、ラップをして、温かい場所に置くか、レンジの発酵モードにし、2倍にふくらむまで1次発酵させる。

1次発酵させた練り粉

4 生地を8等分にして、丸め、濡れ布巾をかけて、15分程休ませる。

8等分にした練り粉

濡れ布巾に覆った練り粉

5 生地を丸め直して、オーブンシートを敷いた天板に並べ、濡布巾をかぶせ30分程おく(1.5倍にふくらむ)

濡れ布巾の下の練り粉

休ませた練り粉

6 180℃に予熱したオーブンで、12分焼く。

焼きたてマリトッツォパン

7 クリームを作る。生クリームに砂糖を加え、しっかりと泡立て、マスカルポーネと練乳を合わせる。しっかり冷まします。

クリームとクリームを作る材料部

8 パンに斜めに切り込みを入れ、絞り袋にホイップクリームを入れた7を詰め、ホイップクリームの表面をならし、薄い輪切りにしたイチゴやバナナ、ブルーベリー、アーモンドクラッシュを貼りつけ、仕上げに粉糖をふる。

マリトッツォパンを半分に切る姿

クリームをのせるところ

できたてシンプルなマリトッツォ

色々なフルーツを加えたマリトッツォ

*ブリオッシュ生地で作りましたが市販のミニパンで作っても簡単で美味しく作れます。

手作りの味は格別!
ローマのバールではこの大きさの2〜3倍の大きさのマリトッツォが並んでいます(笑)。
ローマへそしてローマ時代へ想いを馳せていただいてみてはいかがでしょうか。

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