ロロ・ピアーナが、伝統を優雅に称えるテーブルウェアコレクションを発表

遠藤友香 Yuka Endo

2025.10.23

創業以来、最高級の素材にこだわるイタリアの高級ファッションテキスタイルブランド「Loro Piana（ロロ・ピアーナ）」。

ライフスタイルブランドとしても多くのファンを持つロロ・ピアーナが、この度メゾンのテキスタイルの伝統を優雅に称えるエレガントなテーブルウェアコレクション「プンティ・ア・マリア」を発表。フランス・リモージュ産の最高品質な磁器を使用し、熟練した職人の手により丁寧に仕上げられた逸品です。

ニットステッチをモチーフにした装飾

本コレクションは、ベージュ、クンメル、ネイビーブルー、バーガンディ、オークルといった色彩豊かなカラーで構成。非常に繊細かつ緻密に描かれた異なる色のラインが組み合わさるとともに、重なり合うことなく奥行きを表現しています。

また、それぞれのピースには、シード、ストッキネット、ファンシーといった、ロロ・ピアーナ独自のニットステッチをモチーフとした複雑な模様を装飾。その繊細な技術は、ロロ・ピアーナならではの真正性を体現しています。

匠の技が光る上質な仕上がり

このテーブルウェアを彩るニットステッチは、メゾンの卓越した技術へのオマージュであるとともに、ヴァルセージアのロッカピエトラで熟練の職人によって織り上げられるカシミヤの柔らかさと、磁器のしなやかさを融合したもの。糸と磁器はどちらも天然素材が起源。一方はカシミヤ、もう一方は土と鉱物という、どちらも水、熱、蒸気のみで変容し、熟練の職人の手により生み出されています。

また、非常に白く、半透明で手触りが心地よく、優れた耐久性を誇るリモージュ磁器は、熱、酸化、光による退色に強く、丈夫でありながら軽量。これらの卓越した特性は、カオリン50%、石英25%、長石25%という天然素材の組み合わせと、1400度の高温で24時間かけてゆっくりと温度を下げる焼成プロセスによってのみ生み出されるとのこと。