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グリーンハーブを使ったおもてなしイタリアン料理の作り方・レシピ

新緑が美しいこの季節はペパーミントグリーン、イエローグリーン、モスグリーンなど、多彩なグリーンのシャワーが心地いい時期です。

レモン木の枝

この時期はレモン、ブルーベリー、さくらんぼやイチジクなど、イタリアでも馴染み深い木々が新緑と共に花を咲かせ、実りの準備を始めています。 我が家の庭にもレモンの木が植えられていて、木の側にいるだけでとても爽やかな柑橘系の香りが漂ってきます。 新芽を手でちぎってみるとなお一層爽やかな芳香が鼻先をくすぐります。 レモンの葉はスープや煮込み料理、肉料理や魚料理の香りづけなどに活用できます。 今回はそのレモンの葉を使ったポットローストを中心としたおもてなし料理をご紹介しようと思います。

レモンとハーブの葉

*左側はレモンの新芽。お菓子作りやお茶に最適。右は通常のレモンの葉で、グリル、スープ、煮込み、タイカレーなどにおすすめ。

レモン香るポットロースト(2~3人分)

鍋に入っているレモン香るホットロースト

<材料>
豚肩ロース肉 ― 500~600g
塩 ― 小さじ2
黒こしょう ― 少々
オリーブオイル ― 大さじ2
白ワイン ― 大さじ3
タイムの葉・レモンの葉 ― 各適量

肉とレモン葉とハーブ

<作り方>

1 肉の表面に塩とこしょうを擦り込む。オーブンは150度に余熱する。
2 オリーブオイルを入れたフライパンを熱し、中火で表面にこんがり焦げ目がつくように焼く。

煮た肉

3 厚手の鍋または土鍋に2の肉を入れ、フライパンに白ワインを入れて旨味を木べらなどでこそげ取ったものを加える。

ワインを加えた肉

4 タイムを上にのせ、蓋をきっちり締めてオーブンに入れる。 約2時間じっくり火を通す。 *鍋ごと低温で火を通すことにより、柔らかくふっくら仕上がります。

鍋の中にタイムを加えた肉

カーバーを覆った鍋

*今回は土鍋を使用。空気穴が空いていない鍋の蓋を使用してください。

5 蓋を外しレモンの葉をのせ、220度に熱したしたオーブンで3~4分加熱する。 *レモンの葉の香りがしてきます。

ハーブとワインに焼いた肉

レモンはを加えた肉

*レモンの葉は焼くと小さく縮むので、多めに乗せても大丈夫です*

6 香り立った状態で鍋のままテーブルへ。

鍋に入っているレモン香るホットロースト

*レモンの爽やかな香りもご馳走です。鍋のまま持っていってテーブルで切り分けると歓声が上がります*

ブラータチーズとトマトソースのペンネ (2人分)

ブラータチーズとトマトソースのペンネ

お肉とサラダ、そして簡単なパスタで十分なおもてなしができます。 ブラータチーズと作り置きのトマトソースがあれば極上パスタの出来上がり。

<作り方>

1 ペンネ は袋の表示時間に従って茹でる。
2 鍋にトマトソースを入れて火にかけて温め、1を入れて和える。
3 器に盛り、ブラータチーズを乗せ、混ぜながら召し上がれ。

トマトソース(作りやすい量)

トマトソース

<材料>
トマトの水煮缶 – 2缶
オリーブオイル – 大4
ニンニクみじん切り – 2かけ分
バジルの葉みじん切り – 10枚分
塩 – 小1

<作り方>

1 鍋にオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れて弱火にかける。 いい香りがしてきたらトマトの水煮缶を加える。
2 中火で煮詰めて2/3程の量になったらバジルの葉のみじん切りと塩を加え
て、火を止める。多めに作って冷凍してもOK。

ブラータチーズとは

ブラータチーズ

モッツァレラチーズを細かく割いて生クリームと合わせたものを包んで作るフレッシュなチーズのこと。以前は特別なお店でしか買えませんでしたが、最近はスーパー等で見かける事が多くなりました。保存期間が短いので冷凍で売られている事もあります。写真のものはスーパーで購入。

「おもてなし料理」というと手の込んだ料理を想像してしまいますが、香りや会話もおもてなしの一つ。オーブンや作り置きをうまく活用して、ゆっくり会話を楽しめる食事をしてみませんか?

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