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【VIVA LA PASTA】Vol.03 | ファルファッレは何のカタチ?

 マカロニやペンネをはじめ、たくさん種類があるショートパスタ。なかでも、人気のショートパスタのひとつが「ファルファッレ」。外側の薄い部分は柔らかく、中心部分はしっかりとした歯応えの独特な食感が楽しめるファルファッレは、そのカタチから「リボンパスタ」なんて呼ばれることもありますが、実は名前の由来は蝶々。ファルファッレ(Farfalle)とは、イタリア語で“蝶々たち”という意味なのです。
 また、ファルファッレ誕生の起源については諸説ありますが、16世紀の北イタリア(ロンバルディア州やエミリア・ロマーニャ州)が発祥地だという説が濃厚。ちなみに、マセラティ やフェラーリ、ランボルギーニなど、有名な高級イタリア車ブランドの工場があるエミリア・ロマーニャ州のモデナでは「ストリケッティ(strichetti)」と呼ばれることもあるそうです。
 そして、このパスタは大きさによって呼び名がチェンジ!大きいものは「ファルファローネ」、小さいものは「ファルファリーネ」と呼ばれています。大きさで名前を変えるなんて、イタリア人のパスタへのこだわりは、さすがですね!
 また、生地にトマトやほうれん草を練りこんだものなど、色や風味が豊富なことも、ファルファッレの人気の理由のひとつ。トマトソースやクリームソースと絡めたり、サラダやスープに入れたり、料理のバリエーションもいろいろ。味付けも食べ方も、そして見た目も楽しめるファルファッレ。早速、今日の食事にいかがですか?

文:タカハシカツヤ

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