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丸い輪っかのイタリア・プーリア伝統菓子タラッリの作り方

プーリアの伝統菓子タラッリ

丸い輪っかの形をした塩味の堅焼きパンのタラッリ(Taralli)は、プーリア州の伝統菓子の一つです。

飽きないシンプルな塩味のタラッリは、小腹が空いた時のスナックとして、生ハムやチーズと一緒にワインやビールのおつまみとしてなど、何にでも合わせやすいことから、今やその人気はイタリア全土に広まりました。

また日持ちがよく、持ち運びもしやすい事からお土産品としても人気が高く、お土産でいただいた事がある方もいらっしゃるかもしれませんね。

タラッリの味のバリエーションは、シンプルな塩味以外にもフェンネル風味、ドライトマト風味、赤唐辛子風味などとっても豊富です。


イタリアのスナック菓子のシンプルなタラッリの写真です。

今回はそのバリエーションの一つで、パスクア(復活祭)によく食べられる「タラッリ ドルチ」をご紹介します。

上にかかった白いアイシングは、復活祭の色とされる白色にちなんだもの。生地の甘さは控えめで、レモン汁を加えたアイシングの甘さを味わう感じのお菓子です。

タラッリを作る工程で生地を一度茹でてから焼き上げるので、独特の表面がツルッとした焼き上がりになるのが特徴です。


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高木 あゆみ / 2020.03.23

タラッリ ドルチ の作り方・レシピ

ボウルに盛り付けられたタラッリの写真です。

<材料 >(15個分)

薄力粉 ― 150g

卵 ― 1個

砂糖 ― 30g

オリーブオイル ― 大さじ1

ベーキングパウダー ― 2g

〜アイシング〜

グラニュー糖 ― 100g

水 ― 大さじ1

レモン汁 ― 小さじ1/3

タラッリの材料の写真です。レモンやたまごが並べてあります。

作り方

1 ボウルにアイシング以外の材料を加えて捏ねる。

2 始めはパラパラしてまとめにくいが手ですり混ぜるようにして全体をなじませる。まとまりにくい場合はオリーブオイルを加える。


薄力粉や卵などの材料がボウルに入った写真です。
生地がボウルに入っている写真です。

3 滑らかになったらひとまとめにしてラップをし、30分程常温で休ませる。


生地がラップにで包まれている写真です。

4 1の生地で太さ7~8ミリの紐状にし、直径5センチほどの輪を作る。


生地を円形に成形した写真です。
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マリーニ あゆみ / 2019.04.19

5 熱湯で2を茹で、浮いてきたらキッチンペーパーの上に取り、表面を乾かす。


生地を茹でている写真です。
生地をキッチンペーパーの上で寝かせている写真です。
しっかり冷めるまで乾かすのがポイント。
カリッと仕上がります。

6 天板にオーブンシートを敷き、3を並べ、180度のオーブンで12分ほど薄く色づくまで焼き、余熱を取る。


出来上がったタラッリの写真です。

7 小鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火にかけ、砂糖が溶けて水分が飛んだら火から下ろす。レモン汁を加え、泡立て器で混ぜながら白っぽくなるまで混ぜ合わせたものを4の片面に5を塗り、そのまま置いて乾かす。


8  アイシングが柔らかいうちにスプーンで垂らすようにコーティングします。


タラッリにアイシングを垂らしている写真です。

庭のカモミールと小菊をのせてみました。


タラッリにお花を飾り付けている写真です。

最後にタラッリが入った有名なイタリアのことわざを。


イタリアには「タラッリとワインでしめよう(Finire a tarallucci e vino)」ということわざがあります。

最後にワインとタラッリがあればそれで良し、日本語でいうところの「終わりよければすべてよし」と同じ意味ですね。

ことわざにも持ちられるほど、人々に愛されているお菓子タラッリ。材料も家にあるものばかりで作り方はシンプルです。

是非作ってみてくださいね。


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