オルネッライアワインファン待望のヴィンテージ2021が、世界市場にむけてリリースされました。
オルネッライアのワイン畑は、トスカーナは地中海沿岸の中世の町ボルゲリ、世界的にも著名な糸杉並木の近くに位置しています。初ヴィンテージは1985。当時、オルネッライア1985がリリースされると、世界の著名なワインジャーナリストたちは、オルネッライアは、ワイン産地ボルゲリの格上げを証明していると報じ、実際、オルネッライアはスーパータスカンの筆頭となって、トスカーナワインをこれまでリードしてきました。そして、今日、ヴィンテージを重ねるごとに、世界のオルネッライアワイン・ファンを魅了しています。
オルネッライア2021は、誕生から30年余の歴史を刻んで披露されるワインです。特にヴィンテージ2021は、冬が暖かく穏やかで雨にも恵まれ、土中に充分な水分をキープすることにより、高温で雨のない夏の時期には、貴重な水源となるのです。
2021年ヴィンテージの特徴
オルネッライアの、マルケージ・フレスコバルディ社社長ランベルト・フレスコバルディ氏は、オルネッライア2021について、こう述べています。「オルネッライア2021は、土壌や地形が複雑に入り組んだ畑と地中海性の微気候の恩恵を受け、栽培と醸造チームが細やかな仕事を行ったことで、ポテンシャルの高い、素晴らしいテロワールを表現するワインとなりました。」
また、オルネッライアの生産管理マネジャーに今年就任した、マルコ・バルシメッリ氏は、オルネッライア2021を試飲し、「表現力に富み、複雑な風味のワインになりました。地中海沿岸の灌木、ジュニパー・ベリーの香りが印象的で、クロスグリの古典的なアロマも感じます。凝縮度が高く、綿密に口中を覆う肉付きのよいタンニンがあり、余韻がいつまでも続きます」とコメントしています。
ワインと芸術の融合「ヴェンデミア・ダルティスタ」
オルネッライアはまた、ワインと芸術の融合させた「ヴェンデミア・ダルティスタ」のプログラムを、ヴィンテージ2006から始めました。毎年、国際的に著名な現代芸術家を選び、その年のヴィンテージの個性を表す一語をモチーフに、芸術作品と限定ラベルを制作しています。
ランベルト・フレスコバルディ氏は、オルネッライア2021のワインと芸術を結ぶ言葉を「ラ・ジェネロジタ(寛大)」と発表しました。
この2021年ヴィンテージの、ヴェンデミア・ダルティスタの「ラ・ジェネロジタ(寛大)」を表現する芸術家は、イタリアの女性現代芸術家のマリネッラ・セナトーレさんで、オルネッライアでワインを造る人々の誇りと職人気質に着目したコラージュの特別ラベルを制作しました。セナトーレの芸術の代名詞であるルミナリエ(イルミネーション)がモチーフの光の彫像は、サルマナザール(9Lボトル)のためのアートで、バロック様式のステンドグラス「薔薇窓」からインスピレーションを得ています。
ルミナリエの作品では、ワインに熱の影響を与えないように最先端のコールドネオンを使用、環境への配慮から水銀は含んでいません。なお、制作されたオリジナルのコラージュ作品は、オルネッライアのワイナリーに設置され、貴重なアートコレクションとなっています。
オルネッライア2021「ラ・ジェネロジタ(寛大)」をテーマにした、セナトーレ制作のラベルを冠したダブル・マグナム100本、アンペリアル10本、サルマナザール1本は、サザビーズにより、2024年5月22日から6月5日に開催予定のオンラインオークションで販売されます。
収益金の全額はマルケージ・フレスコバルディ社から、ソロモン・R・グッゲンハイム財団に寄贈され、視覚が不自由な人が五感を駆使して芸術作品を鑑賞する「マインズ・アイ」プログラムの支援のために使われます。
また、オルネッライア2021のレギュラー・ボトル(750ml)の1ケース(6本)の中の1本は、マリネッラ・セナトーレがデザインしたラベルです。
オルネッライア公式サイト(日本語)
https://www.ornellaia.com/ja/