ブドウとオリーブの収穫という、イタリアの農業文化を特徴づける二大イベントがある11月。中でも、オリーブオイルはイタリア料理の素晴らしさを決定づける製品の中も欠かせない食材。毎年11月はオリーブ収穫を実際に見るために、多くの観光客がイタリアの様々なオリーブ産地に世界中から集まってくるのだ。昔と同じ技術を用い、手作業で収穫を行っている農家がほとんどで、家族や親戚が総出で行われる大切な行事。（※オリーブ収穫の様子はTerre Nostre Japanの Instagram アカウントから！）
今回はオリーブ収穫にちなんで、オリーブ産業の現状とともに、未来へとつながる取り組みを欠かさない、ワカペディアオススメのモンタルバーノ社（正式名称はMontalbano Agricola Alimentare Toscana S.p.A.）の高品質でサステイナブルなオリーブオイル「Terre Nostre」をご紹介。バックグラウンドを知って、オリーブオイルをより美味しく楽しもう！
近年のオリーブオイル業界のリアル
オリーブオイル産業が成長市場であり、特に日本などでは、その効能や栄養価に消費者の関心が集まっている。しかし、数年に渡るパンデミック、そしてこの緊迫した世界情勢によって、イタリアを含むヨーロッパのオリーブオイル産業は深刻な影響を受けているのだ。
主な原因は、原材料や包装資材の価格上昇と、エネルギーコストの継続的な上昇。悲惨な世界情勢の影響により、「新しいオイルは絞られるというのにオイルを入れる容器が足りない！」なんてことも起こりうる厳しい状況下に置かれている。さらに、夏の高温と干ばつなどの気候変動も、生産量減少を引き起こす大きな原因だ。この厳しい現状により、多くの歴史ある大企業が閉鎖に追い込まれているようだが、この危機を乗り越えるためにも、サステイナブルで環境への負担を減らした包装資材作りなどを通して、それぞれの企業が環境問題に向き合っているようだ。
それに加え、オリーブオイルを生産する際に出る、オリーブの実の廃棄部分から得られる100％天然のバイオ燃料をオフィスの暖房に使用することで、環境への負担を減らすという取り組みを行っているオリーブメーカーもいる。それが、ワカペディアがお勧めするモンタルバーノ社だ。さらに、イタリア政府も、厳しい現状に屈することなく、奮闘している様々な産業や農業の復興を後押しするために、農家が水資源をよりよく管理できるように支援し、革新的で近代的な新しい農法に投資するための施策を実地しているそうだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチが愛色したかもしれない？！モンタルバーノ社の手掛けるTerre Nostre
自然と壮大な景色が美しいトスカーナ地方のヴィンチ村のすぐ近くにあるモンタルバーノというエリアに本社を構えるモンタルバーノ社 。この「ヴィンチ」はあのアートの巨匠 、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれたとされる村だ。
モンタルバーノ社は、イタリアのオリーブオイル業界でもっとも重要な農業オリーブオイル協同組合と提携し、国内外のオリーブオイル市場における他の主要企業の株式も保有している。そして、イタリア全土で約5600の農家と生産パートナーシップを結んでいるオリーブオイルメーカーだ。
そのモンタルバーノ社が生産している「 Terre Nostre 」は、高品質のエキストラバージンオリーブオイルのブランドで、トスカーナ地方だけでなく、プーリア地方、シチリア地方、地中海地域などを産地に持ち、「農場から食卓まで」という考え方に基づき、全ての生産段階を追跡可能にし、その品質と安全性を保証している。 オリーブオイルの風味には、オリーブの品種、産地の自然や気候、文化的特質がすべて反映されているため、オリーブオイルによって、アイデンティティも色とりどり。様々な料理に合わせて生産地の違うオリーブオイルを使用することで、違った味を楽しめる「Terre Nostre」は、家族でのランチやディナー、友人とのホームパーティー、おうちデートなど色々なシーンで大活躍してくれるはず！（ここだけの話、ワカペディアチームも気になるあの人の胃袋を掴むために「Terre Nostre」を絶賛愛用中。）
オリーブオイル産業の知られざる今はいかがだっただろうか？ これからのパーティーシーズンに、一味違ったオシャレで特別な料理にもお勧めのエキストラバージンオリーブオイル。あなたが食卓で使うその一滴が、高品質なエキストラバージンオリーブオイルの保持や農家の人々の守ってきた伝統の継承へと繋がっているのだ！ ※Terre Nostre JapanのInstagram アカウントでは、オリーブ収穫の様子や、それぞれのオリーブオイルにあったレシピ、美容・健康効果についても紹介中！ 是非チェックしてみてください。
オリーブオイル収穫の様子
