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イタリアンレストランも注目!グローバルな視点で自然に寄り添う野菜作りを続ける「ながしま農園」

暖かな日差しと青空、緑が芽吹き、花が咲き始め、いよいよ本格的な春がやってきます。スーパーの野菜売り場や市場では新じゃが、新キャベツ、春にんじん、春キャベツ、菜の花などが並び、春の到来を教えてくれます。

サスティナビリティを意識した「ながしま農園」の野菜作り

私はドライブの帰りに、その地方の直売所に行くのが大好きで、産地直送の野菜の瑞々しい新鮮な野菜達をどっさり買い込みます。そして食いしん坊の私はせっせと料理をして旬の味覚をいただきます。
今回は、神奈川県横須賀市にある、とびきり美味しくて美しい野菜を作る「ながしま農園」さんに取材をさせていただきました(ながしま農園さんの野菜は京急百貨店や横須賀市長井にある大型直売所「すかなごっそ」や地域の生協などで購入する事ができます)。

ながしま農園さんは東京から車で1時間半程のなだらかな丘陵地にあります。鎌倉時代から続く農園で、元々は稲作を中心に営んでいましたが、今は畑作中心でなんと120品目もの野菜を作っているそうです。大学卒業後ドイツに留学した現オーナーの長島さんは帰国後、環境に負担をかけない自然保全型農法を実践。ビニールハウス栽培には燃料を使わず、地熱を利用した霧をかけることによって保温し、旬の野菜を栽培することによって必要のないエネルギー、農薬、肥料を使わないという自然に寄り添った農法を行っています。

ながしま農園で使用されている霧吹き写真に写っている管の部分から霧が出てきます

ながしま農園さんの野菜は、長島さんご自身で栽培した販売用の野菜を、長島さんのご家庭でも食べていらっしゃいます。これは当たり前の事のように聞こえるかもしれませんが、実はこうして切り盛りしている農家さんは少ないのが実情です。

「ながしま農園」で栽培されるユニークな野菜たち

畑にはサルバチコ(ルッコラの原種)、スイスチャード、フダンソウ、イタリアンパセリ、ナスタチウムなど洋野菜が多く、生産する野菜を消費者の好みに合わせるのではなく、提案するという手法で販路を広げてきたのだそう。レストランへの出荷が多いのも納得です。

特にサルバチコは15年程前から種を買わずに自主採種。ゆるやかに土地の記憶を残して毎年栽培されるので、いつかはながしま農園固有の「ながしまサルバチコ」ができるかもしれませんね。

ながしま農園のサルバチコ摘んで食べたらピリッとした辛さとごまの香りが美味しいサルバチコ

カラフルな茎が特徴的なスイスチャード。オリーブオイルで炒めると美味しいです。

ながしま農園で栽培されているフダンソウ日本ではあまり見かけないフダンソウ。炒めて肉料理の付け合わせにしたり、刻んでスープに入れたりしてもよく合います。

ながしま農園で栽培されているナスタチウム花壇によく植えられているナスタチウムは食べられる花。サラダに散らすととても綺麗で、葉っぱも食べられます。

ながしま農園の長島さんロングTシャツもつなぎもとってもお似合いな長島さん。ちなみに奥様はドイツのご出身、息子さんは現在ドイツに留学中で、長島さんのお姉様のご主人はニュージーランドの方なんだそう。なんとも国際的なご家族です。

旬のものは旬に、農家さんの食卓に並んでいる野菜と同じものを消費者に。
当たり前のことのように聞こえますが、今の農業でそれを実践している農家の方は少ないと思います。それを今の時代に合わせた方法で実行している長島さんの野菜たちはキラキラと輝いていました。

お土産にながしま農園さんから沢山の野菜をいただきました。味が濃くて美味しい!
次回は、このながしま農園さんの野菜を使った、旬の味を楽しむ栄養満点の簡単イタリアンレシピをご紹介させていただきます。

ながしま農園

〒239-0842 神奈川県横須賀市長沢6丁目41−8
ながしま農園フェイスブックページ

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