わたしがフランチャコルタにハマったのは、ミラノを旅していた時のこと。ひとりで訪れた星付きレストランで食前酒を問われ、「とりあえずグラスでシャンパンを」と注文しかけると、ソムリエは茶目っ気たっぷりにこう言ったのです。「よろしければロンバルディア州（ミラノを含む）が誇るフランチャコルタはいかがですか。その他プロセッコなどスプマンテ、もちろんフランスのシャンパンもございます」。
レストランでフランチャコルタを注文すると、最初の1杯をサービスしてくれることも。イタリアでは女性は大切にされるという都市伝説は事実でした。
フランチャコルタの経験値が少ないと見てとったのでしょう。ソムリエはなんとサービスで、フランチャコルタとシャンパンの飲み比べをさせてくれました。それもよく見かける銘柄ではなく、ルイナールのブラン・ド・ブラン。どれだけフランチャコルタがご自慢か、これだけでもわかりますよね。
フランチャコルタは、イタリアの原産地呼称制度で最高ランクのDOCGに認定されています
そんなフランチャコルタを日本でも楽しめるのが、阪急メンズ東京3階にある「FRANCIACORTA BAR（フランチャコルタ バー）」。2020年7月31日に1周年を迎える、フランチャコルタ専門のバーです。
カウンター席のみのフランチャコルタ バー。ショッピングの途中にも立ち寄りやすい
フランチャコルタは、スペインのカヴァやシャンパンと同じく、伝統的な瓶内二次発酵で醸される洗練された泡立ちが特徴。1950年代後半、ミラノ郊外フランチャコルタ地方の志の高い生産者たちが始めた高品質なスパークリングワインづくりは、わずか半世紀の間に世界的に評価され、そのストーリーは「フランチャコルタの奇跡」と言われることも。
フランチャコルタらしい味わいを体験できる「3種飲み比べセット」3,300円税込（提供時間：11時〜16時）
フランチャコルタ バーでは、世界で唯一フランチャコルタだけが称する「サテン」というカテゴリーのなめらかでクリーミーなタイプや、補糖をしないすっきりとした味わいの「ドサッジュ ゼロ」など、フランチャコルタらしいバリエーションを常時10種類グラスで味わうことができます。
さらに1周年を記念して、3種類の異なるテイストを体験できる「3種飲み比べセット」や、フランチャコルタとのペアリングを月替りで楽しめる「特別メニュー」が登場しています。
7月の特別メニューは「“サテン”とカボスピールのセット」2,000円税込
イタリアでは、昼から夜へ、オフィシャルからプライベートへとスイッチを切り替えるための時間「アペリティーボ」を、とても大切にしているそう。とりわけフランチャコルタは、女性をエレガントに見せるお酒とか。
イタリアらしいアペリティーボの定番「生ハム・グリッシーニ」1,000円税込
仕事終わりにほっとひと息ついてリフレッシュしたり、銀座のディナーデートのミーティングスポットとしてアペリティーボを楽しんだり。自宅でのディナーも、ちょっとしたスナックとフランチャコルタがあれば、イタリアらしいゆったりとした時間を楽しめるはずです。
ひとりで訪れる女性も多いそう。右はフランチャコルタ協会日本事務局代表で泡好きな金子章子さん
設立30周年を迎えたフランチャコルタ協会の日本事務局は、日本の泡好きの人たちにフランチャコルタの魅力をもっと知ってもらいたいと、オンラインセミナーを開催しています。次回は7月19日（日）。それ以降の開催予定や申し込み方法は、公式FacebookやTwitterで発信しています。もっとフランチャコルタを知りたい人、フランチャコルタに興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。
FRANCIACORTA BARフランチャコルタ バー
東京都千代田区有楽町2丁目5-13阪急メンズ東京 3階
03-6252-1381（阪急メンズ東京・代表）
11時～20時
不定休（阪急メンズ東京に準ずる）
Franciacorta Japan Office フランチャコルタ協会日本事務局
03-6384-5925
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