FOOD 18 Jun 2021

【レシピ】Papàのために作るイタリアのおつまみと果実酒


世界的に6月の第3日曜日(今年は6月20日)は父の日とされています。 日本では働いているお父さんに日頃の感謝の言葉を伝えたり、お父さんの好きな料理を作って家族でささやかなお祝いをするのが主流ではないでしょうか。 イタリアで父の日といえば、3月19日「サン・ジュゼッペ」という聖人の日です。 イタリアでは365日様々な聖人の日があり、この日はキリストの育ての父である聖人サン・ジュゼッペ(聖ヨセフ)の日とされています。 揚げ物屋だったサン・ジュゼッペに因んで、シュークリームのようなゼッポレという揚げ菓子でお祝いをする習わしがあります。

今回は、父の日の『家飲み』をちょっぴり贅沢にしてくれる果実酒と、ゼッポリならぬお酒にぴったりのゼッポリーニをはじめとするイタリアのおつまみレシピをご紹介します。

ライム酒とアップルとシナモン酒

ライム酒(800ml分)

こちらはイタリアのマンマが作る代表的な果実酒リモンチェッロのライム版です。 リモンチェッロよりも甘みをグッと少なくしているので、飲み味もスッキリ。

<材料>
ジン ― 250ml
ライム ― 4~5個
氷砂糖 ― 150g
ホワイトリカー ― 適量

ライム酒の材料

<作り方>

1 ライムをよく洗い、皮を厚めにむき、白いワタをなるべく取り除く。
2 剥いたライムの皮と氷砂糖を交互に入れ、ラムを入れてからホワイトリカーを蓋ギリギリまで入れる。 2週間程したらライムの皮を取り除き、2ヶ月程漬け込めば完成。
3 さらに2~3ヶ月熟成させると味がまろやかになる。 ソーダ割りやトニック割りがおすすめです。

アップルとシナモンのお酒(800ml分)

<材料>
ジン ― 250ml
りんご(芯を取り除いて) ― 400g
シナモンスティック ― 1本
氷砂糖 ― 200g
ホワイトリカー ― 適量

アップルとシナモン酒の材料

<作り方>

1 りんごを塩水でよく洗いワックスをとる。水気をふき、芯をとり、8等分に切る。
2 1と氷砂糖を交互に入れ、ラムを入れ、ホワイトリカーを蓋ギリギリまで入れる。 3ヶ月程漬け込めば完成。

りんごとシナモンを取り除き、さらに2~3ヶ月寝かせると味がまろやかになります。 ロックやソーダ割りがおすすめです。

揚げナスのグラタン(2人分)

トマトとモッツァレラチーズを使った南イタリアの代表的なアンティパストです。 熱々を召し上がれ。

ナスのパルミジャーノ

<材料>
ナス ― 1本
*トマトソース ― 1カップ
バジルの葉 ― 7~8枚
モッツァレラチーズ ― 100g
パルミジャーノチーズのすりおろしもしくは粉チーズ ― 適量
オリーブオイル・塩・こしょう ― 各適量

<作り方>

1 オーブンは180度に余熱する。 ナスは1センチの厚さにスライスし、フライパンに1センチほどのオリーブオイルを熱し、さっと素揚げをする。
2 耐熱容器にナス、バジル、塩、こしょう、モッツァレラ、パルミジャーノ、トマトソース、塩、こしょう、バジルの順にのせる。
3 180度のオーブンに入れ、12分程焼き、チーズが溶け、水分が程よく飛んだら取り出す。

<作り方>

1 鍋にオリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れて弱火にかける。 よい香りがしてきたらトマトの水煮缶を加える。
2 中火で煮詰めて2/3程の量になったらバジルの葉のみじん切りと塩を加えて、火を止める。

〜トマトソース(作りやすい量)の作り方〜

<材料>
トマトの水煮缶 – 2缶
オリーブオイル – 大4
にんにくのみじん切り – 2かけ分
バジルの葉のみじん切り – 10枚
塩 – 小1

ゼッポリーニ(作りやすい量)

ゼッポリーニ

カリッとした食感の次にモチッとした食感が楽しい、ピザ生地に青のりを混ぜて揚げるイタリアのおつまみです。 手作りピザのついでに作ってもいいですね。

<材料>
A:強力粉・・150g
A:塩・・小さじ1/2
A:青のり・・小さじ4
A:インスタントドライイースト・・3g
A:ぬるま湯・・140ml
揚げ油・・適量

<作り方>

1 ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。 ベタつくのでゴムベラなどで混ぜると混ぜやすい。
2 ラップをし、温かい場所かレンジの発酵モードで2倍程度に膨らむまで1時間ほどおく。
3 サラダ油を薄く塗ったスプーンを2本使って2をすくい、丸くまとめて中温(170℃)の油で表面が薄く色づくまで揚げる。 仕上げに塩をふる。

ズッキーニのスカペーチェ(作りやすい量)

ズッキーニのスカペーチェ

スカペーチェは揚げた具を酢漬けにした料理のこと。 コクがあって甘みのあるバルサミコ酢を使うのが美味しさのポイントです。 まとめて作ってお肉料理の付け合わせやサンドイッチの具にしても○。

<材料>
ズッキーニ ― 2本
バルサミコ酢 ― 大さじ5
タイム ― 少々
オリーブオイル・塩・こしょう ― 各適量

<作り方>

1 ズッキーニは5ミリの厚さの薄切りにし、フライパンに1センチほどのオリーブオイルを熱し、さっと素揚げをする。
2 1のオイル大さじ3、バルサミコ酢、タイム、塩、こしょうを混ぜ合わせ、ズッキーニを加えて漬ける。
3 すぐに食べられるが、次の日まで漬けると更に美味しい。

1週間は保存可です。

タコのにんにくパン粉焼き(2人分)

タコのにんにくハン粉焼き

<材料>
ゆでだこ ― 150g
オリーブオイル ― 大さじ1
塩、こしょう ― 各少々

A:パン粉 — 1/2カップ
A:塩 — 小さじ2/3
A:粉チーズ — 大さじ2
A:パセリのみじん切り — 大さじ1
A:オリーブオイル — 大さじ2

<作り方>

1 オーブンは230度に余熱する。 たこは食べやすい大きさのぶつ切りにする。
2 フライパンにオリーブオイルを熱し、たこをさっと炒め、塩、こしょう、をふる。
3 Aを混ぜ合わせる。
4 1を耐熱皿にのせ、2をかけ、オーブンで焦げ目がつくまで焼く。

おつまみはどれもお酒にぴったりのものばかり。 トマトソース、スカペーチェ、にんにくパン粉は前もって作り置くことが出来ます。 果実酒は時とともに熟成していくのを楽しんで、完成したらお父さんと一緒に乾杯するのはいかがでしょう? 日頃の感謝を込めて、手作りイタリアンで父の日を楽しんでみませんか。

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WRITER PROFILE
高木あゆみ

横浜・青葉台と東京・浜松町での料理教室『ahhouse』を主催。食品メーカー、書籍、出版向けのレシピ開発及び撮影、イベントでのクッキングデモストレーション、食材セミナーなどを行っている。季節の野菜やハーブを使い和食、イタリアン、エスニックなどをミックスしたボーダレスな料理を得意とし、食卓には様々な国籍の料理が並び、海外向けのレシピ開発の仕事も多い。二男の母、朝5時に起きて息子のお弁当を作り、ランニングをするアクティブ派。自分にとっての心地よさを何よりも大切にする。ブログhttp://ahhouse.wordpress.com