この私のコラムの中で何度か名前が出てきたかと思いますが、ここで改めてお話を。
イタリア人はエスプレッソにリキュールを入れて飲む習慣があります。エスプレッソに10〜15ccのリキュールを直接垂らしてバリスタが淹れるメニューで、これを「カフェ・コレット」といいます。
カフェ・コレットに入れるリキュールはさまざま。ヘーゼルナッツのリキュール「フランジェリコ」、くるみのリキュール「ノチェッロ」、ブドウの蒸留酒「グラッパ」、レモンのリキュール「リモンチェッロ」など、40度前後のハードリカーを入れることが多いです。
レストランで食後に頼むのも、もちろんOK! カッコいい食事の〆方だなと思われますよ。バールではいつでも注文でき、寒い時など暖をとるかのような嬉しい美味しさです。
私のお店〈ピエトレ・プレツィオーゼ〉でもリキュールを入れて飲むお客様が多くなってきました。色々なリキュールがありますので、みなさんも行きつけのバールでバリスタに聞いてみてはいかが?
【初出:この記事は2018年2月19日、初公開されました@AGARU ITALIA】