ピッティに集った洒落者をSNAP!
世界最大級の国際的男性ファッションの展示会「ピッティ・イマジネ・ウオモ」の第96回目となる催しが2019年6月11日から14日までの4日間にわたって、フィレンツェのバッソ要塞で行われました。いくつかのリポートを我々SHOP ITALIAでは掲載予定ですが、まずは数日にわけてピッティに集った洒落者たちのSNAPをご紹介します。
クリエイティブディレクターなどを務めるアレサンドロ・スクアルツィさんは、ヴィンテージのミリタリーシャツにドレッシーなブローグ(穴飾り)シューズを合わせたミックススタイルが得意。カジュアルなチノパンツにもセンタープレスを入れている点がイタリア男らしい。
淡いカーキのトーンで全身をまとめながらも、インナーにペイズリーやミラーレンズを配したティアドロップで「盛る」ことで、単調に見せない着こなしのテクニックを披露しています。
来年の春夏の提案として、ピンクやオレンジ、イエローといったカラーが挙がった今回のピッティ・ウオモ。さすがに日本人ではここまでカラフルに着こなすのは難しそうですが、参考にはしたい色合わせです。
イケメンは何を着てもイケメンですが、イケメンだからこそ定番色であるネイビーのワントーンでシンプルに。グッチのスニーカーやニット帽でフレッシュな印象もプラスしている点にも注目したいところです。
メンズパンツは細身のスキニーからこちらのように腰回りにゆとりがあり、タック入りが主流に。白のリネン素材を選ぶことで季節感もあり。シャツも白なので、チェックのジャケットが派手に見えません。
一見すると「男は黙って白Tシャツにブルーデニム」と思うスタイルですが、トム フォードのサングラスやチャーチのシューズ(シャンガイ)で自己主張を決して忘れないのがイタリア男なのであります。
これはすぐにでも真似をしたい色&柄使いの妙手。モスグリーンのチェックシャツ、淡いパープルストライプのシャツというインパクトある上半身に、控えめなオフホワイトのパンツやシンプルなストレートチップの茶靴でバランスを取っています。ポケットチーフやカフリンクス、ラウンド型のサングラスなど小物の選びも巧みです。
お次はシルク系の光沢ある素材に小紋とボタニカルなプリントを配したセットアップと、デコラティブなサンダルでぐっとモードな装い。グッチを筆頭とするミレニアム世代が大好きなスタイルといえましょう。
グローブトロッターのケースにインパクトがあり、ブリティッシュの装いでまとまっているような印象を受けますが、パンツはシアサッカー、ジャケットはドーナツボタンを配したワーク系、とアメリカンヴィンテージテイストを意識しているようにも感じさせます。
ピッティ・イマジネ・ウオモ2019年夏~SNAP第二弾~はコチラ
ピッティ・イマジネ・ウオモ2019年夏~SNAP第三弾~はコチラ
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