去る4月に行われた上海モーターショーで我々が注目したのは、今やほとんどのメーカーがラインナップする電気自動車ではなく、レクサス初のミニバンLMでもなく、内装=アルカンターラでした。
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る、100%カーボンニュートラル素材アルカンターラが有名です。天然スエードのように肌触りがよく、滑りにくく、しかも豪華に見えるのがこの素材の特徴。世界中の高級かつスポーティなクルマに採用されていることからも、この素材の魅力が簡単に理解できるはずです。
上海国際モーターショーでもアルファ ロメオやポルシェなどさまざまなモデルでアルカンターラが採用されていました。この素材を配したモデルは、最高のドライビングエクスペリエンスという付加価値をもたらすことでしょう。
アルカンターラはファッションとの親和性も高い
さらに、アルカンターラは、2019年5月25日(土)表参道ヒルズにて、日本を代表する世界的なファッションブランドであるY’s(ワイズ)とコラボレーションし2019-20A/Wカプセルコレクションを発表します。表参道ヒルズで開催されるランウェイショーは、アルカンターラのソフトな肌触りと汎用性を、Y’sの高い創造性と表現手法で解釈し、カプセルコレクションとして披露されます。
Y’sとアルカンターラは、2014年3月にもコラボレーション・コレクションをイタリア大使館で発表していて、今回の取り組みは2回目となります。今回のコラボレーションにあたり、アルカンターラが特別仕様で生産するマテリアルをY’s独自の服づくりで他にない世界観へ昇華させた、唯一無二のカプセルコレクションを完成させる予定です。
2回目のコラボレーションにあたり、アルカンターラ社CEOのアンドレア・ボラーニョは「私たちは、常にY’sの創造的なアプローチに感銘を受けております。両ブランド間のシナジーをもう一度、皆さんと共有できることを楽しみにしております」と言います。このカプセルコレクションは、2019年5月末よりY’s OMOTESANDO ストアにて特別販売される予定です。