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異なるデザインと個性の5つの照明プロダクト『5 Lights』ミラノデザインウィーク2023に出展

東京を拠点に事業を展開するスタートアップスタジオ『quantum』(クオンタム)は、2023年4月18日(火)~23日(日)にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2023」に出展し、『5 Lights(ファイブライツ)』というテーマのもと、同社のデザインチームによる異なる明かりの特徴をもつ5つの照明プロダクトの展示を行います。


quantumは、発想から実装まで事業開発の全てを活動領域とし、新しいプロダクトやサービスを連続的に創り出すスタートアップ・スタジオ。社会やテクノロジー、生活の変化に伴う新しいプロダクトの企画、プロトタイピング、制作、事業化への取り組みを継続的に実施しています。


今回の『5 Lights』においても、働く、寛ぐ、運ぶ、飾る、繋ぐといった生活の中にある何気なくやり過ごしてしまっている行為に、少しの工夫と個性を与える明かりのデザインの在り方を提案しています。


■展示概要
テーマ:『5 Lights』
会期:2023年4月18日(火)~23日(日)各日11:00~21:00、最終日のみ18時まで(現地時間)
会場:イタリア・ミラノ市内Superstudio


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『5 Lights』について


『quantum』はコンセプトについて、以下のように紹介しています。


<コンセプト>


例えば、
水を飲むためにコップがある。
ワインを飲むためにグラスがある。
コーヒーを飲むためにマグがある。



それぞれにただ液体を入れるものというだけではない、
飲むという行為に即した、器としてのしっくりくる在り方がある。


私たちはただ空間を照らすものというだけではない、
明かりの存在をデザインしてみたいと思いました。


働くための明かり。
寛ぐための明かり。
運ぶための明かり。
飾るための明かり。
繋ぐための明かり。


5つの照明は、何気なくやり過ごしてしまっている行為に、
少しの工夫と個性を与えるものたちです。


効率的であるだけではなく、使うことそれ自体に喜びを感じるもの。
そのようなデザインが暮らしの質を高めるのだと思います。


<5つの照明について>


Flag


Flag は、充電式のデスクランプ。


シェードの中にネオジウム磁石が入っており、スチール素材の本体に磁力で張り付く。シェードは、高さ変更や上下左右360°の回転が可能。本体をベースから着脱し、引っ掛ける、吊るすなど様々な使い方に対応できる。本体は、磁石でスタンドと固定し充電され、最大18時間点灯可能。スタンドを変えることで、フロアランプとしても使用できる。


リモートワークが社会に浸透し、住空間は寛ぎだけではないマルチタスクな場所に変化してきていることを受け、リラックスした空間作りから、集中して作業に臨む際まで、様々な使い方に対応した。




Cut


Cutは、モジュラー式のアンビエント照明。


紙のように薄い無機ELを『切り絵』のように繊細に切り取った。レーザーカットで光源を切り取るというシンプルな工程で作られるため、さまざまな形に加工することが可能。掛ける、垂らす、吊るす、など、布や紙のような扱い方ができる不思議な存在の照明。


各モジュールは、フレーム内の磁石によって接続可能。ひっかけ穴にワイヤーを掛けることで天井から吊るす事ができる。




Paper Plane


Paper Planeは、風を受けてシェードがくるくると回転するモビールのようなフロアライト。


鏡面仕上げのフレーム軸は360°回転できるため、空間に合わせてプロポーションを調節可能。フレームを支える足元の錘は、マット仕上げのステンレス。繊細なコントラストは空間をより上品に引き立てる。ノックダウン式のコンパクトな設計は、物流コストの削減につながる。素材の分離性に配慮し、接着剤の使用を減らすことでパーツごとにリサイクルをしやすい設計になっている。




Route


Routeは、壁掛け式のウォールランプ。


壁に刺したピンやビスに引っ掛ける事で、掛け時計のように工事要らずで取り付けることができる。巻き取り式のタイプCケーブルが本体に内蔵されており、125cmまで引き出して使用可能な上、1つの電源から他の個体に連結し複数の明かりをとることもできる。壁に取り付けた状態で本体を回転させることにより、連結時の角度を調整できるため、用途に合わせたフレキシブルなレイアウトが可能。




Sun


Sunは、小型のソーラーパネルで稼働するポータブル照明。


シャープな持ち手は運びやすく、手に伝わる程よい重さが安心感を与える。日の光を受けることでバッテリーが充電され、一定の暗さをセンサーが感知するとスイッチが入り、蝋燭のように辺りを柔らかい光で照らす。ケーブル充電も可能なため、曇りや雨の日にも使用可能。ガラスシェードは、役目を終えたブラウン管を再利用して制作した。