「何かをしなければならないと感じました」
ドルチェ＆ガッバーナは、Alberto Mantovani(アルベルト・マントバーニ)教授とコロナウィルスSARS-CoV-2に対する免疫システムの究明を目的とした研究を支援し、Humanitas University(ウマニタス大学)へ寄付を行いました。
Photo by Courtesy of Humanitas University
ウマニタス大学のアルベルト・マントバーニ教授は、サン・ラッファレ・ビータ・サルーテ大学のウイルス学者たちと協力し、診断と治療介入法の開発に貢献するための研究に取り組んでいます。
Photo by Courtesy of Humanitas University
2020年2月17日 – 抗体機能を持つ先天性免疫細胞がSARS-CoV-2コロナウイルスを認識し、感染に対する防御的役割を果たすのか？ それは、患者の病状の進行および重症化の指標となり得るのか？ これらの疑問の解明により、解決するための必要な基礎を作り上げることができます。例えば症状の重症化を予測し得るバイオマーカー等です。
ドルチェ＆ガッバーナが資金提供し、ウマニタス大学の科学技術部長および名誉教授であるアルベルト・マントバーニ氏が連携して行う共同研究は一刻も早い診断ツールの開発が求められています。世界保健へ役立てるため、この研究は免疫システムの研究を行うマントバーニ教授および同大学の研究室に席を置くCecilia Garlanda(チェチリア・ガルランダ)教授に率いられ、さらには、イタリアで最初にSARSの起因病原体を分離することに成功したサン・ラッファエレ・ビータ・サルーテ大学のウイルス学者、エリザ・ビチェンチ教授およびマッシモ・クレメンティ教授と共に、すべての技術と能力を結集して行われます。
また、これに加え、ウマニタス大学とPolitecnico di Milano（ミラノ工科大学）の協力のもと、医療技術の分野における革新的な学位プログラムをつくり、奨学金の援助を行います。この新しいプログラムは医師として生物医学における技術アプローチや総合的な医療スキル向上を目指すためのものです。
「私たちの貢献が解決に少しでも役立てば」
Photo by DOMEN VAN DE VELDE
「何かをしなければならないと感じました」と、Domenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)とStefano Gabbana(ステファノ・ガッバーナ)は語ります。「全人類を脅かすこの脅威的なウイルスと戦うために。このような時は、正しい選択をすることが求められます。そこで、私達は奨学金制度で既に協力してきたウマニタス大学こそが、卓越した技術と人間性を兼ね備えた理想的なパートナーだと考えました。ここまで大規模な悲劇に直面すると、何をしても無意味なのではないかと思うことがあります。そんな中、マントバーニ教授はあるアフリカの話を教えてくれました。それは、森林火災の時にあらゆる動物が森から逃げだす中、ハチドリだけが火を消そうと森へと水を運んでいた、というものです。そこで私たちは、どんな時であってもとにかく行動を起こすことが重要だと考えました。たとえ小さな行動でも大きな意味を持つことがあるのです。科学技術研究を支援することは私たちの道義的義務です。私たちの貢献がこの大きな問題の解決に少しでも役立つことを願って止みません」。
ドルチェ＆ガッバーナ
https://www.dolcegabbana.com/ja/
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