イタリア国内のユネスコ世界遺産の数、なんと59で世界一!(2026年4月現在)。
3回にわたってご紹介してきた世界遺産9選。
今回はラストの3スポットをご紹介します。
- イタリアにある世界遺産の数は?
- イタリアに世界遺産が多い理由
- イタリアの世界遺産9選!一度は訪れたい有名なスポット
- レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
- フィレンツェ歴史地区
- ヴェネツィアとその潟
- ピサのドゥオモ広場
- マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園
- アルベロベッロのトゥルッリ
- ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域
- アマルフィ海岸
- ドロミーティ
- その他にも魅力的な世界遺産がたくさん!
- 労働者のユートピア、ベルガモの世界遺産「クレスピ・ダッダ」を散策する初秋の一日
- 中世ヨーロッパの趣を感じる、世界遺産「ベルガモ」の城壁に囲まれた旧市街チッタアルタの歩き方
- シチリアを代表する港町、世界遺産「カターニャ」は五感を刺激するパラディソでした
- ルパン三世の舞台にもなった、天空の城そびえる世界遺産「サンマリノ共和国」の歩き方
ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域(1997年登録)

スポット紹介
古代ローマの遺跡としては、1、2を競う知名度を誇るポンペイ。
エルコラーノもトッレ・アヌンツィアータもポンペイ同様、西暦79年に起こったヴェスビオ火山の噴火によって、火山灰に埋もれてしまったローマ帝国時代の遺跡が残っています。生き生きとした庶民の生活が垣間見えるポンペイと異なり、エルコラーノは貴族たちの別荘が多かった地区でした。
見どころ
18世紀半ばに、本格的な発掘が開始されるまで火山灰に埋もれていたポンペイやエルコラーノは、世界にも類を見ない保存状態で残った遺跡です。道路や水道などのインフラや裕福な商人の屋敷のモザイクが残っていたほか、逃げ遅れた人々の姿も石膏化されて目にすることができます。
当時の人々の生き生きとした生活を数世紀にわたって閉じ込めてきたポンペイの遺跡、南イタリア観光の目玉になっているのが納得のすばらしさです。
おすすめの理由
ナポリの観光とセットにされることが多い遺跡群、再現されたものではなく、当時の人々が日々使用していたものが残っているのが最大の魅力です。居酒屋や娼館など、教科書には載らないような要素もあちこちに目にすることができるのが愉しいところです。
また現代の町と比較できるほどの距離にあるこうした遺跡は、人間の歴史をしみじみと考えさせてくれるかもしれません。
ピッツァやパスタなど、南イタリアの美味しい料理とともにお楽しみください。
ポンペイやエルコラーノの遺跡は、ナポリから向かうのが便利です。
ナポリからチルクムヴェスビアーナ鉄道(CIRCUMVESUVIANA)に乗れば、それぞれの地名の駅で下車するだけです。
また、ナポリのガリバルディ広場からSITAやEAVというバスも出ています。
アマルフィ海岸(1997年登録)

スポット紹介
ナポリの南側に位置する12の自治体が含まれた海岸。
ティレニア海に沿う海岸には、日本映画でも有名になったアマルフィやラヴェッロなどの美しい町が連なっています。
見どころ
詩人のゲーテに「君よ知るや南の国」と讃えられた魅力があふれるアマルフィ海岸。
ごつごつとした白く高い岩々、深く青い色の海、点在する中世の面影を宿す町。その合間にレモンやぶどうなどの果樹園が広がる景観は、典型的な地中海の美しさを有しています。
おすすめの理由
南北に長いイタリアは、北と南で町の様式も生活習慣も異なります。
アマルフィ海岸は、日本人が想像する地中海の景色や文化を持つ美しい地域。古代ローマ時代に起源をもつ小さな町の石畳に、悠久の時を感じることができます。
色鮮やかな陶器や柑橘類を原料にしたリキュールやお菓子もお土産にぜひ。
アマルフィ海岸は、レンタカーを借りて楽しむのも一興。
北からアマルフィ海岸に向かう場合は、高速A3ナポリ―サレルノ線をヴィエトリで降りれば、SS163の海岸沿いの道を走ることができます。
電車を使う場合は、チルクムヴェスビアーナ鉄道で。
ドロミーティ(2009年登録)

スポット紹介
北イタリア、アルプス地方にあるドロミーティ。
垂直に切り立つ峻厳な景色は、イタリアにおける数少ない自然遺産のなかでも特に人気があります。
見どころ
特異な石灰質岩から成る景観は、フランスの地質学者ドロミューにちなんでこの名がつきました。標高3000mを超えるマルモラーダ山、チヴェッタ、サッソルンゴなど、ザ・アルプスといった趣の山々が連なっています。
人工登攀の発祥地という説もあり、ロッククライミングもさかんです。
おすすめの理由
長期のバカンスが習慣となっているイタリア。
海を愛する人がいる一方で、山々で自然に親しむ人も非常に多いです。夏山だけではなく、冬のクリスマスシーズンを雪山に籠る人も少なくなく、こうした需要に応じた山小屋や長期滞在型ホテルもたくさんあります。
世界遺産の自然に囲まれた休暇、きっと一生の思い出になることでしょう。
ドロミーティは北東イタリア、東アルプスにまたがる一帯を指します。
高速を使って車で行くのが一般的ですが、北イタリアのヴェローナから電車で行く方法もあります。
ロヴェレートやボルツァーノなど、観光客が多い町に滞在して美しい山々を堪能するのもひとつ。
9つのスポットをご紹介しましたが、あなたが一番行ってみたい世界遺産は?
ぜひ実際に訪れて、真のイタリアの魅力を体感してください。
その他にも魅力的な世界遺産がたくさん!
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※2022年8月22日に公開した記事を再編集しています