2025年3月10日(月)、東京・千代田区にあるイタリア文化会館で「50 Top Pizza Asia – Pacific 2025」のアワードセレモニーが開催されました。
本アワードでは、アジア太平洋地域のベストピッツェリアのベスト50が発表され、日本からは9店舗がランクイン。極上のトップピッツァを味わう旅へ出かけたくなる、ホットなニュースをお届けします。

子どもから大人まで、多くの人に親しまれているイタリア料理。なかでもピッツァは、日本人にはお馴染みのメニューですが、実は日本以外のアジア各国でも愛されているのです。
そんな世界の優れたピッツェリア(ピッツァの店舗)を紹介するのが、国際ネットワークである「50 Top Pizza」。シェフの技術とピッツァ文化の発展を称える「50 Top Pizza」が主催する本アワードは、レストランの料理の品質、サービス、ワイン、内装、雰囲気など総合的な評価で審査されました。
アジア太平洋地域の選りすぐりのピッツェリア トップ50が発表された「50 Top Pizza Asia – Pacific 2025」の様子をレポートします。
3年連続で頂点に輝いたのは「ピッツァバー on 38th」(東京)

今回、アジアのピッツェリアNO.1に輝いたのは「ピッツァバー on 38th」。マンダリンオリエンタル東京のダニエレ・カーソン エグゼクティブシェフ率いる、わずか8席のピッツェリアです。小規模ながらも卓越した技術と品質で、世界のピッツァ愛好家や専門家を魅了し、なんと3連覇達成。今年も最高の評価を獲得しました。

第2位には東京・麻布台ヒルズに店を構える「RistoPizza by Napoli sta ca」。ナポリ出身の名シェフ、ジュゼッペ・エリキエッロ氏が作る絶品のピッツアが味わえる名店です。そして、第3位には香港の「Fiata by Salvatore Fiata」がランクイン。アジア太平洋のピッツァシーンは国際色豊かで、イタリア好きならぜひ訪れたいピッツェリアばかりです。

なお、今回のトップ50ではオーストラリアが最多の10店、日本が9店、中国が6店ランクイン。また、都市別では、東京が最多の6店舗を誇り、ピッツァのクオリティの高さが証明され、メルボルンと香港がそれぞれ4店舗で続き、洗練されたピッツァ文化が根付いていることがわかります。
アジア太平洋地域のそれぞれの国の個性を取り入れながら、さらに広がり続けるピッツァ文化。これからどのように発展していくのか、ますます楽しみです。
「50 Top Pizza Asia – Pacific 2025」ランキング発表
1 ピッツァバー on 38th – 東京(日本)
2 RistoPizza by Napoli sta ca – 東京(日本)
3 Fiata by Salvatore Fiata – 香港(中国)
4 Massilia – バンコク(タイ)
5 Crosta – マカティ(フィリピン)
5 SHOP225 – メルボルン(オーストラリア)
etc…
トップ13のピッツェリアは世界大会へ
本アワードでランキング上位13に輝いた店には、イタリア・ナポリのテアトロ・メルカダンテで9月8日(月)に開催される「100 Best Pizzerias in the World (世界のベストピッツェリア100)」に参加するゴールデンチケットを進呈。アジア太平洋の実力派ピッツェリアが、世界の舞台でどのような栄冠に輝くのか、今から期待が高まります。
特別賞と次回のイベント
「50 Top Pizza Asia – Pacific 2025」ではトップ50のほか、様々なポイントにフォーカスした特別賞も発表。特定の部門に特化した賞を12のピッツェリアが受賞しました。
・One to Watch 2025(モンテ物産賞): ANTO(シンガポール)
・ピザメーカー・オブ・ザ・イヤー 2025(フェラレル賞): Susy Di Cosimo(da Susy・インド)
・ベスト・パスタ・プロポーザル 2025(パスティフィシオ・ディ・マルティーノ賞): RistoPizza by Napoli sta ca(東京)
etc…
アジア太平洋地域はピッツァムーブメントの激動中に

アワード当日は「50 Top Pizza」のキュレーターであるバーバラ・ゲラ氏、ルチアーノ・ピニャータロ氏、アルベルト・サペール氏も登壇。「アジア太平洋地域も、ピッツァを巡るムーブメントは大きな激動の中にあると言えます」と共同コメントを発表しました。
今回、新興地域としてシンガポールと香港が注目されるとともに、アジア全体でイタリアの美食文化が大きく成長していると言えるでしょう。世界的なピッツァシーンにおいて重要な役割を果たしているアジア太平洋地域の、今後のさらなる発展にも期待が高まっています。

アワード終了後、シェフたちが互いの健闘を讃え、ハグを交わしながら喜びを分かち合う姿がとても印象的でした。競い合った相手でありながら、ピッツァへの情熱を共有する仲間として讃え合う姿は、まさにピッツァ愛そのもの。
切磋琢磨しながらアジアのピッツァシーンを牽引する彼らの絆とリスペクトが、この業界をさらに輝かせていることを感じる瞬間でした。

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