ちょっとした工夫で気分が盛り上がるテーブルコーディネート
今回はサルディーニャ島料理教室を主宰するクラウディア・カズさんに、クリスマスを家族で楽しく過ごすためのスペシャルレシピを教えてもらいました。
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その時に感じたのが、いくら美味しい料理や飲み物を用意しても、普段と変わらないテーブルではちょっと味気ないのではないか、ということでした。
そこで、クラウディア・カズさんに、サルディーニャ流テーブルコーディネート術も教えてほしい、と伝えたところ快諾をいただき、ここにご紹介します。
カズさん曰く「まずはテーブルクロスにこだわりましょう。年に一度の日ですから清潔なものを用意して」と。
何ということでしょう、ウッドがむき出しだったテーブルがクロスをかけるだけでリストランテのような雰囲気に。「これはサルディーニャの伝統的な刺繍が施されたものです。汚れが目立ちやすいので普段使いはしません。クリスマスの特別なものとしてタンスの奥にしまってありました」とカズさん。
次に出てきたのがいかにもクリスマスっぽいグリーンのペーパーナプキン。イタリアのものですか? と伺ったところ「これはIKEAで買ったんですよ」と笑うカズさん。
このペーパーにカトラリーを包んで、赤のリボンや季節の草花を加えてセットします。
「それをパパ、ママ、子供の席に置くのですが、私はその横に大中小のマトリョシカを加えて、誰の席かわかるようにします」。もちろん、家族のテーブルですから、いつも座っているところは言われなくてもわかっているかと思います。
「でも、こういう小さな心遣いが特別な食事を盛り上げると私は考えます」。マトリョシカではなくても花や箸置きでもよさそうですね。
続いて、お皿やクリスマスの飾りもセットして、あとは食事が出来上がるまで、スパークリングワインで乾杯をしましょう!
【編集後記】
というわけで、ラザーニャ・タタミとテーブルコーディネートの取材を終えた我々編集部ですが、今回の取材でさらなるおもてなしをカズさんからいただきましたので、豊かな生活のtipsになれば、と思いご紹介します。
「自家製パンドーロ」
「パンドーロは作るのに時間がかかります。今回も4日ほどかかりました。じっくり焼き上げて、最後は砂糖を入れた袋にパンドーロを入れて振れば、雪をかぶったようなパンドーロの出来上がりです」
「ビスコッティ」
「旬の果物をプラスします。これはイチジクのジャムも手作りしました」。ガラスの器も素敵で、サルディーニャのヴィンテージですか?と伺うと、「これもIKEAよ」と笑うカズさん。
「エプロン」
なんとも凝った刺繍が施されたエプロン。さすがにこれはIKEAではないですよね。「もちろん。サルディーニャの伝統的な刺繍が施されたもので、Alma Sardiniaeにオーダーで作ってもらいました」。
クラウディアカズさんがイタリアの伝統料理を教えてくれる
「SARDEGNA COOKING STUDIO」
サルディーニャ・クッキングスタジオのお問い合わせ先
https://www.facebook.com/SardegnaCookingStudio/
イタリアのクリスマスの魅力をお届けします!
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