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2018秋冬メンズ・ファッションのトレンドは?| モーダ・ウオモ フィレンツェ ピッティ・ウオモ

モーダ・ウオモ(メンズ・ファッション)トレンドの発信源フィレンツェ。ピッティ・ウオモ(各ブランドが新作を発表、世界中のバイヤーが集まる展示会)のおかげで、メンズ・ファッションのメッカになりました。

2018秋冬のニューアイテムは、オーバーサイズのダウンジャケットからミリタリーコート、ボンバージャケットからバスク・ベレー帽まで、幅広く出そろっています。

フィレンツェ、ピッティ・ウオモでの男性たちフィレンツェ、ピッティ・ウオモにて。photo by Mako Kobayashi

多彩なトレンドとカラーを押さえて、自分だけのオリジナルコーデを

トレンドに敏感な男性にとって、今年はスタイルやカラーの選択肢が多すぎて迷ってしまうかも…。しかしご安心を! シーズンのマストアイテムを知り、生地と色をミックスするやり方さえわかれば、それがガイドラインとなって、自分だけのトレンドコーデができますよ。

マキシスカーフを巻いて、トレンドを抑える

より快適でトレンドをしっかり押さえたスペシャルルックにするには、マキシスカーフが必須! そこにミニ・ボディバッグやスニーカーを合わせてバランスを取ればバッチリきまります。

一方、フォーマルなルックには、ピンストライプのシックなスーツに、カジュアルなムートンやキャメルコートを合わせるのがトレンド。昨シーズンに登場したムートンは、今シーズンもまだまだ人気です。

茶色は、今シーズンの暗い冬の日をぱっと明るくしてくれる黄色や、濃いブルーと相性バツグンですよ。

フィレンツェ、ピッティ・ウオモでの男性たちフィレンツェ、ピッティ・ウオモにて。photo by Mako Kobayashi

スーツやコートには清潔感のあるエレガントさを

フォーマルなものは、少しきちんと感を出すのがポイント。少しレトロなダブルスーツは、前面に出さずに白いスニーカーなどと合わせて、決めすぎないクラシック感を。また、4、6、8つボタンなどを、選ぶサイズによって変えることも大切です。

チェック柄は今シーズンも健在。ロングコートやシャツ、ジャケットなどのクラシカルなものもカラフルなものも、時代を超えてブリティッシュ・ルックを完成させてくれます。

アクセサリーでは、ベロア(サテン生地)が優秀なトレンドアイテム。ツルツルの無地もリブ(袖口などのゴム編み部分)付きでも、昼間はカジュアルに、夜はエレガントに着こなすことができます。

ストリート・スポーツファッションにもワンランク上のクラス感を

フォーマルでないシチュエーションで、クラス感のある男性を演出する着こなしはどうすればいいのでしょうか。パーカー、トレッキングシューズやオーバーサイズのプルオーバーなどのスポーツウェアは、ナチュラルを意識したデザインやテイストのカシミアセーターに替わるアイテムです。

Tシャツとスウェットは、今年もスポーツファッションに欠かせません。また、アンダーグラウンドでよく使われるブラックのナイロンジャケットや、カラフルでエスニックな服も、ストリートスタイルに欠かせないアイテムです。

ライダースタイルのレザージャケットや、スタッズ(金属の鋲)の入ったクラシカルなものは、カウボーイスタイルのフリンジやブラックのレザーポケットのトレンドに取って代わるアーバンスタイルとしておススメです。

Translated by Yasuo Asaki

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