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TRAVEL 01 Mar 2019

水の都の仮面祭り「ベネチアカーニバル」魅惑の街の迷い方


イタリア北東部の美麗な街「水の都」Venice(ベネチア)

美しくミステリアスな街で行われるカーニバルを訪れました。
中世から変わらない街並み。運河の流れにそってゆるやかに進むゴンドラ。
おとぎ話の世界に迷い込んだかのような街は世界中の人々を惹きつけています。

2月から3月にかけて、ベネチアに1年を通して最も多くの観光客が訪れます。
ベネチアカーニバルは世界3大カーニバルにも数えられるイタリアを代表する祝祭で、約2週間の開催期間、仮面などをつけ仮装をした人々や観光客で街中が賑わいます。
カーニバルではパレードや、仮装コンテストなどのイベントが行われ、天使の飛翔という目玉の行事でフィナーレを迎えます。

venezia_carnival

自由の象徴「べネチアンマスク」とカーニバル

11世紀頃から始まったとされるカーニバル。
かつて階級制度が厳しかったベネチア共和国ではこの期間だけ、仮面を付けて身分や性別などの社会的地位を気にせず、なりたい自分になって楽しむことができました。
年に1度幻想のひとときを与えてくれるカーニバルは、豪華な衣装、音楽、パレードといった現在の姿へ形をかえ、この約2週間の訪問者数は約300万人に登るほどの大規模な祝祭となり現在も世界中の人々を魅了しています。

venezia_carnivalベネチアの店先に並ぶ仮面

venezia_carnivalベネチアカーニバルには、幻想的な街の様子を一目見ようと世界中から観光客が訪れる

サックサクの食感がたまらない揚げ菓子「キアッケレ」

venezia_carnivalサクサク食感のお菓子「キアッケレ」

小麦粉ベースの生地を油で揚げ、粉砂糖をまぶして食べるキアッケレは、カーニバル期間にイタリアで食べられる揚菓子です。
キアッケレはイタリア語でおしゃべりという意味で、ベネチアではガラニと呼ばれています。
パイ生地のようにさくっとした食感がたまらない期間限定のお菓子、ぜひお試しください。

ベネチア発祥 甘くてほろ苦い「スプリッツ アペロール」

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ベネチアといえば、飲んでおきたいのが「スプリッツ」。
ベネト州発祥のアペロールというリキュールを白ワインとプロセッコで割ったカクテルで、一度飲むとやみつきになってしまう、甘くてほんのり苦い大人のカクテルです。
より苦味が欲しい人にはカンパリで作るスプリッツも人気で、どちらもイタリア人に愛される習慣、アペリティーボ(食前酒)の主役となるカクテルです。

仮面を探してベネチアの街に迷い込む

すれ違う人、カフェを飲む人、いたるところで美しい仮面や中世の服装を身につけた人々がさまよう幻想的なベネチアの街。
せっかくなので仮面だけでもということで自分たちに似合う「ベネチアンマスク」を探すことにしました。

街を歩けば職人による仮面専門店や観光客向けのお店まで、たくさんの仮面に出会うことができます。くねくねした道を店から店へと行き来していると、すっかり迷ってしまいました。
ふと、どこからともなくゴンドラ漕ぎ(ゴンドリエーレ)のお兄さんが現れたので道を聞くと、
「ベネチアに来たら、一度は迷わなきゃいけないよ。」といって心よく道を教えてくれました。

地元の人に助けてもらいながら、ようやく素敵な仮面のお店に到着。
ベネチアの人々の温かさに触れて出会った赤い仮面は、今も大切に家の一角にかざられています。

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WRITER PROFILE
マリーニ あゆみ Ayumi Marini

イタリアソムリエ協会認定ソムリエ。客室乗務員として勤務後、ミスユニバースファイナリストに選出されたのを機にモデル、語学留学など経験。結婚後イタリアへ拠点を移し、ワインの宝庫ピエモンテでワインと出会う。旅とワインのブログではイタリアワインや旅の様子を発信中。https://asmwine.com/