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- ピサのドゥオモ広場
- マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園
- アルベロベッロのトゥルッリ
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イタリア国内のユネスコ世界遺産の数、なんと59!(2026年4月現在)。その数は世界一を誇ります。
イタリアの世界遺産の中でも、絶対に訪れるべき9つを厳選。
今回は、3つのすばらしい土地をご紹介します。
ピサのドゥオモ広場(1987年登録)

スポット紹介
イタリア中部トスカーナのアルノ川沿いに位置するピサ。
トスカーナでも有数の商業都市であったピサには、その繁栄の一端ともいえるドゥオモが残っています。ロマネスク様式の傑作であるドゥオモは、ピサがジェノヴァと覇権を争った最盛期、12世紀の創建です。このドゥオモの鐘楼が、かの有名なピサの斜塔なのです。
見どころ
斜塔の名前だけが先走ってしまうピサですが、かつてはジェノヴァやヴェネツィアのライバルであり、都市国家フィレンツェにとっても脅威といわれるほどの戦力と経済力を誇りました。
その繁栄の証であるドゥオモは、大理石の重々しさを感じるロマネスク様式。トスカーナの青い空に映える真っ白な大聖堂は、斜塔がなくても絵になる美しさです。歴史あるピサ大学を擁する町にふさわしい品格が、その広場に感じることができます。
おすすめの理由
ピサのドゥオモ広場は、もちろんドゥオモの内部も美しい装飾が見所ですが、なんといっても斜塔が主役であることに変わりはありません。
高さ55mの斜塔は、1173年建設開始からまもなく不同沈下により傾き始めたといわれています。7層から構成される斜塔、実は現在も傾斜は進んでいて、間近で見るとその傾きぶりはかなり衝撃的。
ぜひ、写真におさめて楽しんでみてください。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からピサまでは、イタリア国鉄で1時間ほど。
ピサの中央駅からはヴィットリオ・エマヌエレ広場に向かって徒歩で25分ほどです。
あるいは駅からLAM ROSSAというバスに乗って「via Cammeo/Piazza Manin」で下車。
マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園(1993年登録)

スポット紹介
ブーツ型のイタリア半島、ヒールの付け根部分に位置するのがマテーラです。
南イタリアバジリカータ州にあるマテーラは、石灰岩の台地に位置しています。サッシ(本来は『岩』の意)と呼ばれる洞窟住居は、かつては南イタリアの貧困の象徴でした。大小さまざまな住居に混ざって、100を超える教会が残り、南イタリアの人々の信仰心の篤さが伺えます。
見どころ
標高400mのところにあるマテーラの町。
南イタリアの太陽が燦燦と照り、白い石灰岩の町に降り注ぎます。何世紀にも及び、貧しかった人々がよりよい環境を求めて作り上げてきた町には、素朴ながら力強い庶民の知恵がちりばめられています。
昼の美しさもさることながら、オレンジ色の街灯に照らされる夜景の美しさも魅力的です。
おすすめの理由
イタリアの文化財・文化活動省によれば、マテーラの町は1952年に廃墟となってしまったそうです。
しかしその特異な町の魅力に見せられた地元民や芸術家たちによって、現在はおしゃれなレストランやお店が並ぶ街へと変貌を遂げました。
南イタリアの芳醇は食材を味わえるレストランも多く、周辺の金色の小麦畑とともに大地の恵みを実感できます。
マテーラはアクセスが簡単ではないのがデメリットです。
公共交通機関を使うのならば、南イタリアのバーリ駅からシャトルバスが出ています。
こちらを参考にしてみてください。
アルベロベッロのトゥルッリ(1996年登録)

スポット紹介
ブーツ型のイタリアの、アキレス腱部分に位置するアルベロベッロ。
円錐形の屋根がまるでおとぎの国のような景観を生み出すアルベロベッロ、その家屋の様式はトゥルッリと呼ばれています。
見どころ
美しい海、美味しい食事、どこまでも続くオリーブの木。
その魅力から、プーリア州はイタリア人にも人気のバカンススポットです。
魅力あふれるプーリア州の中でも、可愛らしい景観で人気を誇るアルベロベッロ。
16世紀半ばから始まった開拓農民用の住居、その特徴的な石積みの屋根には神話的な白い文字や記号が描かれています。抜けるような青い空とマッチする景観、まさに唯一無二の存在です。
おすすめの理由
通常のイタリア旅行ではあまり足を向けることがないプーリア州。実は夏のプーリア州は、イタリア人がこぞって足を向ける美しい土地柄です。
何世紀も生き残ってきたオリーブの木、可憐な花を咲かせるアーモンド、安くて美味しいワインの原料となるぶどう。
渇いた空気の中にあるこうした朴訥とした風景とアルベロベッロのトゥルッリは見事に融合して、異国情緒を体感できます。
アルベロベッロへは、スド・エスト鉄道(FSE)を使ってバーリやターラントなどの南イタリアの大都市から向かうことになります。
また、ローマやナポリからバスも出ています。かなりの長距離移動ですが、時間がある方はぜひ。
イタリアの豊かな歴史を体感する世界遺産3つをご紹介しました。
次回は、あの美しすぎる海岸が登場します。お楽しみに!
※2022年8月22日に公開した記事を再編集しています