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イタリアワインおすすめ15選②銘柄で選ぶ?ぶどうの品種で選ぶ?

「ITALIANITY」編集部

2026.05.21

イタリアワインを楽しみたいけど、実はどれを選んでいいかわからない。そんなあなたに基本的な選び方を伝授します。2回目の今回は、有名な銘柄やぶどうの品種による違いをご紹介します。


イタリアワインの格付けとは?

品種や銘柄が多いイタリアのワインは、ワイン法によって格付けがなされています。上から列記すると、以下のようになります。


・DOCG(統制保証原産地呼称)

・DOC(統制原産地呼称)

・IGP(保護地理表示)

・Vino(テーブルワイン)


2010年に制定されたEUの新ワイン法によって、「DOCG」と「DOC」はまとめて「DOP(保護原産地保証)」というカテゴリーにまとめられました。しかし現在も、以前の呼称表示は認められています。(※1)


ワインの価格は、必ずしも個人の好みと合致するとは限りません。しかし、ワインの知識として、こうした格付けを覚えておくと購入する際の基準になるでしょう。


イタリアワインの選び方

生産量も銘柄も多いイタリアのワインは、どのように選べばよいでしょうか。


既述したように、イタリアにおけるワインはごく日常的な飲み物です。そのため、高名な銘柄のワインばかりではなく、地元で生産されるカジュアルなワインを楽しむ傾向があります。イタリアに旅行した場合には、レストランですすめられる地元産のワインが、その土地の食材ともよく合います。


現在は幅広い価格帯のイタリアのワインが日本に輸入されています。手の届きやすい価格のワインから楽しみつつ、自分の好みを極めていくのも楽しいかもしれません。


銘柄で選ぶ

まずはイタリアを代表するワインの銘柄について、説明します。


バローロ

イタリアの高級ワインの代表といえば、バローロの名が筆頭にあがります。バローロはピエモンテ州のランゲを中心に生産される赤ワインで、ネッビオーロというぶどうの品種を原料にしています。最低3年は熟成させることで生まれる力強さが特徴のバローロ、ドライな風味はジビエをはじめとする肉料理によく合わせられます。



バルバレスコ

古代ローマのワイン「バルバリカ・シルヴァ」を祖先に持つといわれる由緒正しきワイン、それがバルバレスコです。バローロの弟分ともいわれるバルバレスコは、同じくネッビオーロを原料としています。しかし粘土質の土壌で栽培されるぶどうを原料とするところが、バローロとの違いとされています。一般的に、バルバレスコはバローロよりは熟成期間が短く、まろやかな味わいです。


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

トスカーナ州を代表する高級ワインが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノです。シエナ近郊のモンタルチーノ地区でのみ作られる同ワインは、豊かな果実の香りやローストされたような風味の調和が絶妙で、ワイン通たちに人気を誇っています。トスカーナを愛するイギリスの歌手スティングも、過去にはこのワインを製造したことがニュースになりました。(※6)



キャンティ

イタリア産のワインとして最もよく知られているのがキャンティです。キャンティワインの生産の歴史は古く、紀元前のエトルリア時代に作られていた「クランテ」をいうワインがその先祖という説もあります。


DOCGの赤ワインとしては、イタリア国内で最大の生産量を誇っているキャンティ、特に熟成期間が長いキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァは、深い奥行きを感じさせる味わいです。 イタリアの代表的な品種、サンジョヴェーゼを原料とすることが多いのが特徴です。


ぶどうの品種で選ぶ

ワインの味わいは、当然のことながらぶどうの品種によって異なります。イタリアで栽培され、美味しいワインの原料となっている品種には以下のようなものがあります。


サンジョヴェーゼ(赤)

ある高名な醸造家が「フランスにカベルネがあるようにイタリアにはサンジョヴェーゼがある」と語ったほど、サンジョヴェーゼはイタリアワインを象徴する存在です。果実味が強く、代表的な銘柄にはキャンティがあげられます。


ネッビオーロ(赤)

ピエモンテ州での栽培が盛んなネッビオーロは、酸やタンニンが強いという特徴があります。高級ワインバローロやバルバレスコを生み出すネッビオーロは、長期熟成向きの品種です。


トレッビアーノ(白)

イタリアの白ワインの原料となることが多いぶどうが、トレッビアーノです。酸味が強い品種ですが、トスカーナやエミーリア・ロマーニャなど各地の気候に合わせて品種改良されたトレッビアーノも存在します。


ヴェルメンティーノ(白)

リグーリア州を中心に栽培されているヴェルメンティーノは、柑橘系のフルーツを感じさせる爽快感が特徴です。きりっとした味わいの白ワインの原料となっています。


今回は有名な銘柄とぶどうの品種の違いを解説しました。
次回は、いよいよイタリアワインおすすめ15選をご紹介します。
お楽しみに!


参考文献

※1.ワインの大事典 木村克己監修 成美堂出版

※2.La Repubblica「L'omaggio di Sting al Brunello di Montalcino, il vino luxury più venduto online」


*2023年1月9日に公開した記事を再編集しています。