イタリアの豪華ヴィッラの結婚パーティー
FEATURE
LIFESTYLE 18 Jun 2021

夢の世界・・イタリアの豪華ヴィッラでの結婚パーティーに招待されて


イタリアウェディング特集ビジュアル

(※つい最近までコロナ禍でロックダウンしていたところが多いイタリアなので、今回ご紹介する結婚パーティーはコロナ禍以前に出席したものです。)

皆さん、イタリアの結婚パーティーはどんな感じで行われるかご存知でしょうか。イタリア南部の方は豪華で派手な披露宴を行うことで有名であり、イタリアの披露宴と言っても地域によってや好みによっても色々ありますが、今回紹介するのは豪華なヴィッラで行われる披露宴です。美しい宮殿のような屋敷で開く結婚パーティーはイタリアでも人気があります。

会場はヴェローナ近郊のワイナリーを兼ね備えた豪華なヴィッラ・モスコーニ・ベルターニ

美しいヴィッラでの結婚披露パーティーに招待してくれたのは、イタリアで知り合った友人で韓国出身のサン。彼女はフィレンツェの名門ファッションスクールPolimoda(ポリモーダ)で学んだ後、GAS(ガス)などのブランドでファッションデザイナーとして活躍していました。現在は活躍の場をがらっと変えて、ミラノで韓国料理のケイタリング会社「Sunsì」を経営しています。

韓国出身サン氏の結婚式

結婚式が開かれたのは7月でしたが、当日は素晴らしい天候に恵まれました。会場にはお昼過ぎに到着しましたが会場に着いてまずびっくり。「まるで、お城ではないか〜」と口をぽか〜んと開けてしまいました。

結婚式が行われた豪華な会場

会場のヴィッラ・モスコーニ・ベルターニは、ヴェローナ近郊に位置する歴史の長いヴィッラ&ワイナリーで、イタリア赤ワインで最も名高いワインのひとつアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラを長年生産しています。

結婚式が行われた豪華な会場の内装

サンはここをインターネットで見つけ、湖のある英国式庭園も素晴らしかったためにひと目で気に入り、「この会場なら大きなパーティーもできるし、イタリアの美しい披露宴を韓国の家族たちに体験してもらえる」と思ってここを選んだそうです。

シルエットがとても美しいシンプルなウェディングドレスは自分でデザイン

イタリアの場合、結婚式は教会または市役所で挙げますが、サンとご主人のアレッサンドロは事前に市役所で挙げました。日を変えて披露宴にはここヴィッラ・モスコーニ・ベルターニを会場に選びましたが、この日の出席者は親族や友人たち約90人ほど。

結婚式の様子

パーティーは午後3時頃から始まり、最初は広大な庭園内の湖のふもとで友人たちからお祝いの言葉が述べられ、記念撮影などが行われました。360度全方向美しい空間が広がっているので、どこで写真を撮影しても素晴らしい背景になり、インスタグラムに夢中の人などにとってもは写真撮影中毒になりそうな場所です。

結婚式の集合写真

美しいシルエットのシンプルなウェディングドレスがスレンダーなサンにとても良く似合っていて素敵でしたが、なんと100ユーロ程度(約1万3000円)で手に入ったのだとか。というのも、いくつもショップをまわったものの、理想的なシンプルなドレスがなかなか見つからなかった時に、取引先から見せてもらったサンプルの白い生地をとても気に入り、その生地でドレスをつくることにしたからなのだそうです。取引先がサンプルをプレゼントしてくれたので生地代は無料。取引先のサルトリアに自分のデザインを持ち込んで仕立ててもらったので、仕立て代100ユーロのみでできたのだそうです。

結婚式の様子

サンの親族たちは、披露宴のために韓国からやってきましたが、カラフルな民族衣装がパーティーに華を添えて素敵でした。親族たちは一人もイタリア語は話せないとのことでしたが、イタリアの豪華で美しいパーティーに感動し、出席できたことをとても喜んでいました。

自由でリラックした雰囲気。最高の料理、ワイン、オシャレなバイキングにかわいいケーキ

湖のほとりからヴィッラ前へ会場を移すと、アペリティーボの準備が整っていました。

チーズやプロシュート、カラフルな前菜などとドリンクやカクテルのバイキングコーナーが用意され、出席者たちはそれぞれ好きな軽食を選んで、お庭でピクニックをしながらおしゃべりに花を咲かせます。

結婚式の料理

結婚式の様子

決まったルールもなく、自由に思い思いに会話を楽しめ、私もダニエラも初めて会うサンの北イタリアの友人たちとの交流を楽しみました。

結婚式の様子

結婚式の様子

「ファッションは足元から」とよく言われますが、サンの白いヒールはイブ・サンローランでした。ドレスを着ていると足元は見えなかったのですが、そんな見えないところのオシャレにも気を抜かないところが、さすがはデザイナー。

ウェディングドレス

世界共通のブーケトスも行われ、サンの友人が手に入れるとサンと一緒に抱き合って喜んでいました。

ブーケトスの様子

ブーケトスを受け取った女性

ヴィッラ内の豪華サロンでのディナーも可能でしたが、この日は素晴らしい陽気だったため、お庭にテディナーの用意がセッティングされました。サロンには引き出物の、ヴィッラのワイナリーが手がける赤ワインやイタリアの結婚のお祝いにかかせないコンフェッティ(アーモンドやチョコレートなどの砂糖がけ)などが飾られていました。引き出物の見せ方ひとつにしてもため息が出るほど美しく、どこまでも浮世離れした雰囲気でした。

結婚式の花

結婚式会場

結婚式会場外観

日が暮れてくると、ディナーの始まりです。サンとアレッサンドロは日本風に言う「ひな壇」の二人だけのテーブルに座り、あとはテーブルの席にそれぞれあらかじめ指定された席に座ります。私はサンの友人たちのテーブルでした。

ひな壇に座る新郎新婦

結婚式会場内に座る参列者

結婚式テーブルの様子

ケータリングは夫アレッサンドロの地元マントヴァのケータリング会社を利用しました。この日のメニューは「アスパラガス入のトルテッリ、ピーナッツとホタテ添え」や「野菜が添えられたスズキ」などイタリア料理。

結婚式料理の様子

ウェディングケーキはマントヴァの人気菓子店Antognacci(アントニャッチ)に発注。ポップでカラフルな可愛らしいウェディングケーキはホワイトチョコレートとココナッツのムース仕立て。

ウェディングケーキ

嬉しいのはデザート!夕食を楽しんでいる間に、アペリティーボ用の前菜バイキングコーナーがデザートバイキングコーナーに様変わりし、マカロンやミニケーキ、フルーツなどデザートが豊富に並びました。どこまでもいたれりつくせりなパーティーに、食いしん坊な私は感動しきりでした。

結婚式のデザート

時間を気にせず遅くまでパーティーを楽しめるのも素晴らしく、子供やお年寄りは先に帰りましたが、友人たちは残ってDJセットの音楽を楽しみながら夜更けまで踊って、心ゆくまでパーティーを楽しんでいました。

ライトアップされた結婚式会場

庭園も豪華ヴィッラもまる一日貸し切りで、日本のホテル披露宴のように「後の披露宴が控えていますので、そろそろこの辺で退出を・・」といったような時間に追われることはありません。宝くじでも当たらない限り、こんなお城のような大邸宅を所有することは夢のまた夢ですが、貸し切りのおかげでまるでヴィッラに住んでいるような夢を見ることができました。

ライトアップされた結婚式会場外

サンが披露宴の準備に費やした期間は2ヶ月程度で、準備は大変だったそうですが、「イメージ通りのパーティーとなり、出席者がみんなとても楽しい時間を過ごしてくれと言ってくれたのでとても満足しています」とサンも笑顔で話していました。

披露宴会場Villa Mosconi Bertani(ヴィッラ・モスコーニ・ベルターニ)
住所 Via Novare, 2, 37024 Arbizzano-Santa Maria VR
URL https://mosconibertani.it/

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WRITER PROFILE
小林 真子 Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し、イタリア製アイテムのオンラインショップ「AmicaMako(アミーカ・マコ)」を経営。「FIATマガジンCiao!」「週刊新潮」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。 ●ブログ https://www.blog.amicamako.com/ ●FACEBOOK https://www.facebook.com/amicamako/ ●INSTAGRAM https://www.instagram.com/makokobayashi_firenze/ https://www.instagram.com/amicamako_onlineshop/