2023年のパスクア(イースター・復活祭)は4月9日です。
イタリアでは例年パスクアの前後にかけて、日本のGWのように長い休みとなります。
地域にもよりますが、その前後も休みになる小中学校も多くあります。遅めの春休みといった感じです。
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パスクアの日付の決め方
「クリスマスは12月25日。聖母被昇天は8月15日」と、キリスト教の宗教行事はほとんど日にちが決まっているのですが、パスクアは毎年日付が変わります。
というのも、パスクアは春分の日以降、最初の満月から数えた最初の日曜日と定められているからです。満月に合わせて、3月後半から4月後半まで毎年変わるのです。
パスクア バッサ(早い)・メディア(普通)・アルタ(遅い)
パスクアにはバッサ・メディア・アルタがあります。
3月22日~4月2日 バッサ
4月3日~4月13日 メディア
4月14日~4月25日 アルタ
パスクアは、アルタの時期になることが多いです。特にこの3つの違いはありません。
パスクアの食べ物
パスクアといえば、チョコレートの卵が有名ですが、それ以外にもいろいろと食べるものがあります。
特に、四旬節のVenerdi santo(聖金曜日)と呼ばれる、パスクア前の金曜日は魚を食べます。実は「聖金曜日は断食をする」と答えるイタリア人は、5人に1人と結構多いのです。この断食は「断食=何も食べない」と言うわけではなく「精製されたもの。または高価な飲食物を食べない」という意味で捉えられています。ですので、魚をシンプルに食べる料理のレシピが、聖金曜日向けとして多く紹介されています。
レシピの例はこちら↓
https://www.cucchiaio.it/ricetta/ricetta-pasta-sarde/
https://ricette.giallozafferano.it/Sarde-in-saor.html
松の実や干しブドウなどは、日本だとあまり魚と合わせて食べることのない組み合わせですが、松の実の食感と干しブドウの甘みが癖になる美味しさです。
ぜひ、お試しください!