LIFESTYLE

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2023年のパスクアはいつ?四旬節(しじゅんせつ)とは?

2023年のパスクア(イースター・復活祭)は4月9日です。


イタリアでは例年パスクアの前後にかけて、日本のGWのように長い休みとなります。

地域にもよりますが、その前後も休みになる小中学校も多くあります。遅めの春休みといった感じです。


イタリアで春分の日の後の最初の満月あとの行事とは?
CULTURE

イタリアで春分の日の後の最初の満月あとの行事とは?

ワダ シノブ / 2019.05.10

パスクアの日付の決め方

「クリスマスは12月25日。聖母被昇天は8月15日」と、キリスト教の宗教行事はほとんど日にちが決まっているのですが、パスクアは毎年日付が変わります。


というのも、パスクアは春分の日以降、最初の満月から数えた最初の日曜日と定められているからです。満月に合わせて、3月後半から4月後半まで毎年変わるのです。

パスクア(イースター・復活祭)について説明したイラスト
日程は2022年のもの

パスクア バッサ(早い)・メディア(普通)・アルタ(遅い)

パスクアにはバッサ・メディア・アルタがあります。


3月22日~4月2日 バッサ
4月3日~4月13日 メディア
4月14日~4月25日 アルタ


パスクアは、アルタの時期になることが多いです。特にこの3つの違いはありません。


パスクアの食べ物

パスクアといえば、チョコレートの卵が有名ですが、それ以外にもいろいろと食べるものがあります。


特に、四旬節のVenerdi santo(聖金曜日)と呼ばれる、パスクア前の金曜日は魚を食べます。実は「聖金曜日は断食をする」と答えるイタリア人は、5人に1人と結構多いのです。この断食は「断食=何も食べない」と言うわけではなく「精製されたもの。または高価な飲食物を食べない」という意味で捉えられています。ですので、魚をシンプルに食べる料理のレシピが、聖金曜日向けとして多く紹介されています。


レシピの例はこちら↓

https://www.cucchiaio.it/ricetta/ricetta-pasta-sarde/

https://ricette.giallozafferano.it/Sarde-in-saor.html


松の実や干しブドウなどは、日本だとあまり魚と合わせて食べることのない組み合わせですが、松の実の食感と干しブドウの甘みが癖になる美味しさです。

ぜひ、お試しください!

パスクア(イースター・復活祭)について説明したイラスト