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ミラノってどんな街?数字で見るミラノ

ITALIANITYロンバルディア特集KV

Lombardia (ロンバルディア)はスイスと国境を接した、人口約1,000万人の北イタリアの州です。州都はミラノ。イタリア観光の発着地として訪れた人も多いかもしれません。

今回はロンバルディアとミラノについて数字でご紹介します。

数字で見るロンバルディア・ミラノ

人口

イタリアの首都はローマですが、実は州で比べるとローマのあるラッツィオ州よりロンバルディア州の方が人口は上です。

ロンバルディア州 約1000万人 ミラノ(約140万人)
ラツィオ州 約570万人 ローマ(約280万人)
カンパニア州 約570万人 ナポリ(約94万人)

気候

大陸性気候で夏は暑く冬は寒く霧の多い街です。1月が最も寒く平均気温は−1度。夏の平均気温は8月に29度になります。1980年代、ミラノ空港はヨーロッパで最も霧の多い空港として有名でしたが、近年は都市部の気温上昇により霧の発生は減っています。

https://www.climieviaggi.it/clima/italia/milano

霧といえば長年ミラノに在住されていた作家の須賀敦子さん。

ミラノはどんな街?

https://lab24.ilsole24ore.com/qualita-della-vita/Milano

全107市を比較した2019年のイタリアの生活の質ランキングによると、ミラノは総合12位。かなり上位にあります。内訳を見ると。

高得点な分野

環境・サービス 1位
経済的な豊かさ 3位
消費・仕事 3位
文化・余暇時間の過ごし方 18位

環境への配慮はイタリアの中でも上位で、書類の電子化が進んでいることが見て取れます。が、大気汚染への対応はイマイチ。低年齢層の就労問題への対応も20位と検討しています。あとは、大都市ならではの文化施設の充実が高得点になっています。

問題のある分野

人口と社会的施設 92位
安全さ 106位

「仕事があるからロンバルディア州には住みたいけど、ミラノの中心はちょっと避けたい」となるのがこの部分です。人口に対して医師・看護師が少なく。犯罪率が高い。泥棒の多さがワースト1位というのも問題です。

ローマが政治の中心なら、ミラノはイタリアの産業の顔です。「派手!ギラギラしてる!」というイタリアの印象はイタリア全土というよりも、ミラノという街に住む人たちの印象だと思えます。

上昇志向の強い人が集まり、イタリアの流行を作るミラノ。保守的な人が多いイタリアの中では異色な街なのです。

ミラノってどんな街?数字で見るミラノ

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