今回はミラノの代表的な料理を二品ご紹介します。どちらもMILANESE(日本語でミラノ風)とつく定番メニューです。
コトレッタ アラ ミラネーゼ
ピエトロ・ヴァリは「ミラノの歴史」には、コトレッタ アラ ミラネーゼは1134年9月17日聖アンブローズの食卓に提供されたと記しています。
コトレッタアラミラネーゼは一言でいうと牛カツです。骨のついた子牛を叩いて薄く伸ばし「象の耳」の形にしたものにパン粉をつけて、バターを使って揚げたもの。こちらでは家族向けのレストランでも「お子様ランチ」はないのですが、子ども用メニューがある場合が多く、その際の定番メニューは、このコトレッタミラネーゼとフライドポテトです。
伝統的なレシピではバターのみでフライにするのですが。さすがにバターだけで揚げるとかなり重い仕上がりになるので、今ではバターとフライ油を半々であげるレシピが多いです。
リゾット アラ ミラネーゼ
肉のブイヨンとサフランで作るリゾットです。これもバターを使います。美味しく簡単に家でも作れる!らしいのですが…調味料と米がセットになっている袋入りものしか作ったことがありません。というのも、普段我が家で炊いている日本米とリゾット用の米は米の種類が違うのです。
ミラネーゼ用の米はSuperfinoという種類です。このSuperfinoは日本の米に比べると細長く粘り気が少ないのが特徴です。これだけのために買うのもなぁとなって、いつも袋入りの簡単リゾットを作っています。
日本で作っていてリゾットがどうしてもベチャッとなるという方は米の種類のせいかもしれません。ぜひ、米までセットになったものをお試しください。おいしいですよ。