ミラノサローネとはなに?
ロンバルディア州、ミラノの年間イベントで絶対に外せないのがミラノサローネ。14万平米の会場に40万人以上の来場者という世界最大の家具・インテリアの展示会です。2022年4月5日〜10日に開催予定です。
正確な名称はSalone Internazionale del Mobile。日本ではミラノサローネ国際家具見本市とよばれています。「Salone (サローネ)」はイタリア語で展示会・見本市という意味なので、サローネ見本市という日本語は意味が重複していますが。「ミラノサローネ」という言葉が家具の展示会として定着しています。
ミラノサローネ は毎年4月に5日間行われています。2020年はCovid-19のため延期され、SUPERSALONEとして翌21年9月に開催されました。2018年からは上海でも「上海ミラノ サローネ」として展示会が行われるようになりました。こちれも規模が拡大しています。
ミラノサローネの会場はFiera di Milanoです。ここはミラノの中心地から電車で30分程度の場所にあります。ここで5日間、世界中のバイヤー・企業が一堂に集まり展示、商談が行われるのです。会場はブースごとに各家具メーカーの製品が展示されています。そのディスプレイを見るだけでも楽しいです。会場はとても広いので歩きやすい靴必須です。
ミラノ サローネのサイトには展示された家具が載っているので、そこから各年のトレンドを探ることができます。
https://www.salonemilano.it/it/classi-prodotto
インテリア業界のトレンドを見るためにも、ここには毎年必ず来るというバイヤーは少なくありません。ただミラノ サローネは商談の場所なので、入場には事前登録が必要です。最終日のみ一般客も入ることができるのでご注意ください。
ミラノサローネにはSaloneSatelliteという35歳以下のデザイナーの展示もあります。若いデザイナー・学生が世界中の企業とのコンタクトがとれる重要な機会になっています。(2022年の出店受付はすでに終了しています。)
フォウリ サローネ
「バイヤーでも企業の関係者でもないから、日曜しかミラノサローネに入れない!」とがっかりする必要は全くありません。というのも、ミラノ サローネの期間中はミラノ市内のいたるところでデザイン・アートに関連したイベントが行われています。
それらはフォウリサローネ(サローネの外の意味)と呼ばれています。アート好きにはこのイベントは見逃せないものです。街の至る所に現代アートの作品展示があるので、地図やアプリを片手に街を歩くのは楽しいですよ。
こちらについては以前に書いた記事もぜひご参照ください!