ART & DESIGN

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アートなイルミネーション!トリノのクリスマスを見に行こう!

寒くなってきましたね! イタリアではスーパーにパネトーネが並び、もうクリスマス一色になっています。今回はそんなトリノのクリスマスの風物詩を紹介します。


Luci d’artista(ルーチ ディアルティスタ)|アーティストの灯り

トリノのクリスマスといえば、Luci d’artista(ルーチ ディアルティスタ)です。日本語に訳すとアーティストの灯りという意味のクリスマスイルミネーションです。一般的なクリスマスモチーフではない、現代アートのイルミネーションです。


これは1997年、トリノ市のプロモーションとして始まりました。商店街からイルミネーションの費用の一部負担をお願いされたトリノ市の市議が「ありきたりな商業的な電飾ではなく、何年も使える芸術作品を作ろう」というアイデアを出したことから、このトリノ中に展開されるイルミネーションになったのです。


もっとも、最初はイルミネーションではなく、アーティストEmanuele Luzzatが作成したiPresepe(プレゼーペ)と呼ばれるキリスト降誕の場面の飾り。これがトリノ駅の前庭に飾られ、大評判となります。


この評判をうけて、1998年からは多くのアーティストによる新作が作られるようになりました。


今年の開催期間:
2022/10/27〜2023/1/8
 17:00~23:45


節電のため例年より期間も短く、終了時間も早くなっているのでご注意ください。


2022年では26か所。トリノの中心地で19か所、郊外の7か所で開催されます。毎年、26か所コンプリートしたいと思っているのですが、郊外の7か所がなかなか難しいです。いつかするぞ。

私のおすすめのイルミネーションを2つ紹介します。

“Ancora una volta” byValerio Berruti

手のひらで何かを触って遊ぶ子どもたちをモチーフに作られています。トリノのイルミネーションの中の子どもたちが触っているのは通行人でしょうか?

こちらはアーティストのインタビューです。


“Volo su …” by Francesco Casorati

トリノの町を赤い糸が導きます。その糸を支えるのは幾何学図形の鳥たちです。通りの端から端まで続くこの糸に導かれるとその先には……。

このイルミネーションを見ると、「ああ今年も終わるな」という気分になります。クリスマスから年末まで一瞬で終わるので、今年こそやり残したことのないようにしたいものですが……。難しいかな。


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