オーガニックコットンを使った布製品を展開する、イタリア製ブランド「la petite puce(ラプティトプス)」のデザイナー、そして二児の母であるジョルジアさん。
今回は仕事と育児を両立する彼女が家族4人で暮らすお家を取材させていただきました。
天井の高い広々としたリビングルームが特徴で、全ての部屋に大きな窓が付いているため日当たりが良く明るい空間が広がります。
子どもの様子を見守れる、広々としたリビングルーム
ジョルジアさんお気に入りのスペースは、自然の光がたっぷりと入るリビングルーム。
広々としたリビングルームでは子どもたちを見守りながらリラックスして家事や仕事に取り組むことができます。子どもたちもママに見守られている安心感から、のびのびと遊ぶことができます。
お手伝いがしたくなるキッチン
白を基調としたキッチン。ここでもママが料理をする様子を見ながら子どもが遊べるような空間づくりがなされています。長女のアダちゃんは、ママと一緒に料理するのが大好き。「いかにもイタリア人らしいけど、週末はよくピザパーティをするの」とジョルジアさん。料理上手なナポリ出身のおじいさま直伝のレシピを一緒に作るのだそうです。
本もインテリアの一部。暮らしの中に文学にふれる時間を
趣味は読書だというジョルジアさん。自身のビジネスの傍、携わっている出版業界の影響もあり自宅にはたくさんの書物が並びます。活字離れが進む現代だからこそ、小さい頃から暮らしの中で文学に触れる環境づくりを大切にしているのだそう。
歴史を受け継ぐ、こだわりのアンティークドア
家の中にひときわ存在感のあるドアを発見。こちらはアンティークのドア専門店で購入したというこだわりのドアだそうです。人から人へ受け継がれたストーリーを持つ骨董品からは新品にはない魅力が感じられます。
このお宅自体も中世に建てられた建物だそうで、イタリアでは歴史的建造物の保管目的から外観を保ったまま改装する家が多く、何百年もの歴史ある建物で現在も人々が暮らしています。
古き良きものを大切にするイタリアの人々の精神を、暮らしの中で感じとることができます。
シンプルで温かみのある子ども部屋
子どもたちが自然の温もりに触れられるようこだわった木製のベビーベッドは職人の手作りです。
子ども部屋はやわらかな色味で統一されています。
包まれるのが大好きな赤ちゃんのために作られた「la petite puce」
ジョルジアさんの子育ての経験と、家族代々で運営しているシルク工場GdAの伝統を取り入れることにより生まれたのが「la petite puce」。赤ちゃんとお母さんのどちらも使うことができるブランケットとスカーフのオーガニックブランドです。高品質な生地は綿100パーセントで、赤ちゃんの肌に直接触れる裏地部分はオーガニックジャージー素材。化学製品を使わず作られているのでデリケートな肌にも安心して使うことができます。親子でお揃いの柄のブランケットとスカーフを身につけ、お散歩しながらペアルックを楽しめます。
la petite puce
ウェブサイト https://lapetitepuce.it/
インスタグラム @la.petite.puce
古き良きものに囲まれた落ち着いた空間の中、仕事と育児のバランスを保てる家。優しい光がふんわり差しこむ部屋で穏やかに眠る、ジョルジアさんのご子息ピエトロくんを見ていると、このお家の快適さがより一層感じられました。
初出:この記事は2018年3月15日、公開されました@AGARU ITALIA