優れた工業デザインを誇る企業が集結するイタリア北部・ピエモンテ州のオメーニャにて、1901年にカルロ・ラゴスティーナと息子のエミリオ・ラゴスティーナによって創設された「Lagostina(ラゴスティーナ)」。世界各国で110年以上愛されている調理器具ブランドです。
ワインやチーズが美味しい美食の国として知られるイタリアでは、結婚祝いにラゴスティーナの調理器具を贈ることが多く、マンマ(お母さん)達の側で食卓を囲む家族の団欒や、家庭の味の継承に一役買っています。曲線美を特徴とする美しいデザインを持つ、ラゴスティーナ初のステンレス調理器具シリーズ「カーサ・ミア(我が家)」が、1955年にニューヨーク近代美術館の永久収蔵品にも選ばれるなど、機能性とデザイン性の高さで高い評価を受けているブランドです。また、イタリアで約8割のシェアを誇る「落とし蓋」式の圧力鍋は、軽くてコンパクトで、日本でも人気を博しています。
コロナ禍の影響を受けて、おうち時間が必然的に長くなった今、ご自宅で料理をする機会も増えていることでしょう。そこで今回は、ラゴスティーナで見つけた調理器具を5点ピックアップ! 早速、みていきましょう。
「Lagostina(ラゴスティーナ)」キッチンアイテム5選
ノビア・イージーアップ ラゴフュージョン 5L
ラゴスティーナの代名詞的存在の圧力鍋。販売が開始されたのは1961年で、高度経済成長期にあったイタリアでは、女性の2人に1人が仕事に従事していました。時間に追われる女性たちにとって、材料を入れるだけで時短調理が叶う圧力鍋が救世主に。ふたを閉めてしばらくするとシューっと響く蒸気の音は「魔法のホイッスル」と呼ばれ、イタリアのみならず世界80ヵ国で人気を集めました。
ベーシックな「落とし蓋方式」の圧力鍋は、重い蓋や、蓋を固定するための部品が不要で、重量はわずか約2.5㎏と軽くて、コンパクト。鍋の内側から蓋でふさいで密閉する方式なので、しっかりと蓋が閉まっているかどうかの安全性が一目瞭然。また、2段階の圧力設定機能を備えており、早さと栄養にこだわった調理が可能です。
リゾットなべ ラゴフュージョン
木製とステンレスのコンビネーションの蓋が一際目を引くリゾット鍋。全面多層構造、混ぜやすい内面の形状など、美味しいリゾットを作るのに役立つ様々な工夫が凝らされています。リゾットだけでなく、他の料理のための鍋としても活用できるので、一つ持っていると重宝します。ガスはもちろん、IHクッキングヒーター、電気コンロ、セラミッククッキングヒーター、オーブンにも対応しています。
(※木製ぶたは保温を目的としているため、加熱調理やオーブン、電子レンジにはご使用いただけません。)
パスタ&スチームポット 22㎝
パスタを茹でながら、同時に蒸し料理もできる、スチームバスケットがセットになったパスタ鍋。機能性を重視したパスタストレーナーは、丸い穴ではなく、縦状の穴にすることで、持ち上げたときの重さがかかりにくく、負担をおさえた湯切りができる設計になっています。また、パスタストレーナーとスチームバスケットの両方で食材を蒸すことができます。ガラス蓋なので、調理の様子が見えるのが嬉しいポイント。
テンプラー フライパン(チタンコーティング) 26cm
高い耐久性を持つチタンコーティングが施され、こびりつきにくく手軽に料理ができるフライパン。持ちやすく手に優しくなじむ、シリコン製のハンドルなので、使い勝手が抜群です。「誰にでも簡単においしく調理できる」ことを目指したとのこと。大きさは、こちらの26cmのほか、21cm、24cm、28cmと全4種類揃っているので、お好みでセレクトして。
サラダサーバー
サラダなどを取り分ける際に便利な、美しいスプーンとフォークのセット。オールステンレス製なので、清潔に保つことができます。ラゴスティーナの調理器具とも調和するデザインは、人間工学に基づいており、持ちやすさを実現しています。
以上、ラゴスティーナの調理器具を5点ご紹介しました。おうち時間が増えた今、ぜひ調理器具にもこだわって、お料理してみてはいかがでしょうか。