コロナ禍で、なかなかアクティブに動けない日々が続いており、ゆっくりとおうちでお過ごしの方も多いことでしょう。特に、冬場は家の中で過ごすことが必然的に増える季節。そんなおうち時間を充実したものにするために、素敵なおこもりを演出してくれるルームフレグランスを取り入れて、少し贅沢な時間を送ってみてはいかがでしょうか。
おうち時間のパートナーとして、今回ピックアップするのは、イタリア・フィレンツェ発の自然派フレグランス・コスメテックブランド「DR. VRANJES（ドットール・ヴラニエス）」。薬剤師であるパオロ・ヴラニエス氏と彼の妻アンナ・マリア氏によって、1983年にその前身「Antica Officina del Farmacista」として誕生しました。
ヴラニエス氏と香りとの出会いは、彼の幼少期に遡ります。シルク商人として世界中を巡っていた彼の祖父は、旅先で買い求めた様々な香水瓶をコレクションしていたのです。その貴重なコレクションが並ぶ書斎で祖父と過ごした時間が、パオロ・ヴラニエスにとって香りへの情熱を抱く原体験となりました。
香りへの好奇心と情熱は、その後の彼の原動力となり、ボローニャ大学で、化学・薬品学を修め薬剤師として独立。のちに香水の歴史の作られた香りの地・フィレンツェで、伝統と革新を併せ持った手法でフレグランス製品の開発に取り組みます。それが、ドットール・ヴラニエスの出発点となりました。
それでは、早速ドットール・ヴラニエスのおすすめルームフレグランスを5種みていきましょう！
＜目次＞
冬におすすめ！ ドットール・ヴラニエスのルームフレグランス 5選
ROSSO NOBILE （ロッソ ノービレ）
「ROSSO NOBILE（ロッソノービレ）」は、赤ワインをモチーフにしたドットール・ヴラニエスのアイコン的フレグランスです。「ワインとは味わいの素晴らしさだけでなく、目を喜ばせ、香りとそこから始まる会話をたのしませるもの」というイタリアらしいコンセプトから生まれました。
ストロベリーとブラックベリーにシトラスが調和した芳醇なフルーティノートに、スミレとバラを中心としたフローラルノートが優しく重なります。ユニークな香りのハーモニーを完成させるのは、繊細で気品あふれるタンニンのアロマです。ワインを愛する方へのギフトに、ご自身の大切な空間の演出に。ドットール・ヴラニエスならではの希少な香りをぜひ楽しんでみては。リビングルーム、ダイニング、エントランスホールにおすすめです。
OUD NOBILE （ウード ノービレ）
古代より珍重され、香木、沈香を意味する「OUD（ウード）」。その希少なエッセンスは、年月を経たものほど価値があるとされ、アラビアの国々でも王族しか使うことが許されませんでした。ドットール・ヴラニエス フィレンツェ 30周年アニバーサリー・フレグランス「OUD NOBILE （ウード ノービレ）」は、最高級のウードエッセンスに、新鮮なベルガモット、気品あふれるネロリが美しく調和します。魅惑的なミルラなどのオリエンタルノートが、香りにさらなる深みを与え、この神秘的で唯一無二の香りを完成させています。リビングルーム、ベッドルーム、書斎にぴったりなルームフレグランスです。
MILANO（ミラノ）
ヨーロッパでも、常にビジネスやモードの中心的な役割を担う国際都市ミラノ。この国が生み出す最も美しいプレステージなファッションやアート、デザインは、イタリアと世界とをつなぐ架け橋となっています。ヴラニエス氏は「私はこの街の知られざる美や、センシュアルで活気あふれる溌溂としたエナジーを描きたいと思いました。このフレグランスはそんな思いから生まれたのです」と語っています。
パチュリの鮮烈なアロマに、ビビッドなペッパーとサンダルウッドが溢れる活力と力強さを加え、シダーウッドの生き生きとした芳香が、全体の調和とバランスを生んでいるルームフレグランスです。
TERRA （大地）
「TERRA （大地）」が生まれた経緯として、ヴラニエス氏は次のように述べています。「兄と姉と私がまだ幼かった頃、父は夏になるとよく森へハイキングに連れ出してくれました。松の枝の間から降り注ぐ木漏れ日と、太陽に熱されて立ちのぼる草いきれ、落ち葉や苔を踏みつけるたびに沸き立つ強い香りと、雨で湿った土の香りを表現しています。このフレグランスは、あの幼い頃の楽しかったハイキングを、もう一度体験したいという思いから生まれたフレグランスです。私の大地の香りの記憶を通して、私の思考の中にその体験を呼び起こしてくれる香りなのです」。
リッチなシベリアンパインの香りに、グリーンモスとラヴェンダー、バニラとミントが美しく調和した芳醇で温かみのあるウッディーノート。ベッドルーム、リビングルームにぴったり。
ARANCIO CANNELLA （オレンジ・シナモン）
「オレンジとシナモンの香りは、私にとっては『クリスマスの香り』です。この香りとともに、火の灯った暖炉のまわりに、クリスマスの、溶けることのない香りの記憶をずっと並べて集めておきたい、と幼い頃に願った記憶が蘇ります。私の家がスパイスとフルーツの香りで満たされると、幼い私にとってそれは『お祝いの席』を意味していて、何とも気持ちが浮き立ったものでした」とヴラニエスはコメントしています。
地中海のみずみずしいオレンジと、セイロン島産シナモンのブレンドが洗練された印象を与えるフレグランス。明るくエナジーあふれる香りで、キッチン、書斎におすすめです。
以上、おうち時間を華やかに彩ってくれるドットール・ヴラニエスのルームフレグランスを5点ご紹介しました。ぜひ、お好みの香りを選んで、リラックスした時間をお過ごしくださいね！
