イタリアンノートの雄「カステリミラノ」の魅力とは?
デザインの国だからお洒落なのがたくさんあるのでは?と思い、探すとなると、なかなか見つけることができないイタリアのノート。そんななか、おすすめの一冊をご紹介したいと思います。
カステリミラノ(CASTELLI MILANO)は、年間1億冊以上の手帳を生産しているイタリアの文具メーカー・ブースト社が2018年に立ち上げたノートブランドです。ブーストの本社があるベルガモは、北イタリアのロンバルディア地方、ミラノ近郊に位置する美しい都市で、中世の面影が随所に残っています。カステリミラノは、この地に古くから伝わる手工芸の伝統と、現代的なセンスが融合して生まれました。
カステリミラノのノートの特徴は、何よりもそのデザインの豊富さにあります。
箔押しが豪華な「コッパー&ゴールド」。
小口(側面)にもカラフルなプリントを施した「エデン」と和のテイストを取り入れた「シボリ」。
シンプルでカラーバリエーション豊富な「アクア」は、色違いのゴムバンドがアクセント。
表紙のデザインは、全部で49種類を揃えます。
中紙は横罫と5mm方眼の2タイプ。最初にインデックス(目次)があり、各ページにはあらかじめ番号が印刷されているので、記録の管理に役立ちます。流行のバレットジャーナルを始めてみたい、という方にもおすすめです。
ミディアムサイズ(13x21cm 240ページ)2,300円+税
ポケットサイズ(9x14cm 192ページ)1,650円+税
ペンループ付(一部の製品を除く)
イタリア製
カステリミラノの購入はコチラ
https://diamond.gr.jp/brand/castelli-milano/
〈カステリミラノの歴史〉
手帳好きなら、「レディバーグ」や「アルティ・グラフィケ・ジョンソン」という名前を耳にしたことがあるかもしれない。両社とも、1960年代半ばに北イタリアのミラノから数キロ離れたベルガモで、小さな工房として始まった。そして品質へのこだわりと新しいアイデアにより、イタリアのみならず国際市場でも急成長し、当時は互いにライバル同士だった。どちらもOEMを得意とし、数々の有名企業とのコラボ商品を手がけた実績がある。とくにレディバーグは、世界20ヵ国で「カステリ」というブランドを展開するまでになった。
しかし近年、イタリアを襲った経済危機や価格競争の激化によって、両社は財政的に厳しい状況に陥った。そんな2社の危機を救ったのが、とある地元の企業家が設立した新興企業のブースト社だ。ブーストは2017年にジョンソンを、次いで2018年にレディバーグを吸収合併し、両社の技術とノウハウを引き継いで、ヨーロッパ最大のノートメーカーとなった。そして同年、オリジナルブランド「カステリミラノ」を立ち上げた。
カステリミラノの製品は、すべてイタリアでデザイン・製造されている。イタリア製にこだわる理由は二つ。ひとつは、歴史あるベルガモの文化と産業を守ること。もうひとつは、生産地を1箇所にすることによって、高いクオリティを維持できることだ。
レディバーグの遺伝子を受け継ぐ証しとして、カステリミラノのノートの最終ページには、“Printed by Lediberg”と記されている(2019年7月現在)。
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