3月8日は国際女性デーです。これは「女性の権利の獲得を祝うとともに、これまでの被害を忘れないこと」を目的として制定された日です。イタリアでは男性から女性にミモザの花を贈る日としても有名です。
さて、イタリアのジェンダー平等はどうなっているかというと?新内閣が発足したばかりのイタリア。今回の内閣23人中、女性は8人。まだまだ半数には届きません。
ヨーロッパのジェンダー平等を比較する欧州ジェンダー平等研究所のウェブサイトを見てみると、イタリアのジェンダー平等はなかなか理想的とはいきません。
欧州ジェンダー平等研究所のウェブサイトはこちら
https://eige.europa.eu/gender-equality-index/2020/country/IT
まずイタリアの状況はEU28カ国中14位。(統計が作成された時点ではUKがEUのうちにカウントされています)28カ国の平均より少し下のポイントというところです。
特に不平等が目立つのがPower (政治経済)とTime(ケア労働)の分野です。
Power
政治や経済での女性の進出の遅れが目立ちます。特に政治の分野での遅れが目立ち、議員数の3割程度の女性しかいません。経済分野では特に金融業界での意思決定者の女性の少なさが目立ちます。
Time
イタリア女性は、「イタリアマンマ」にイメージされるように、女性の家事の時間がとても長いです。愛情たっぷりの料理やいつもきれいな家の背景には、長時間の家事労働があります。この統計によると1日で平均1時間以上は男性より家事をしているとでています。
どこの国も簡単には変わりませんが、少しづつ平等になるように、私には何ができるか考えています!