10月25日は「世界パスタデー」! 1998年10月25日に、パスタの発祥地であるイタリアのナポリで「世界パスタ会議」が開催されたことを記念して、世界パスタデーが制定されました。
パスタ(Pasta)とは
イタリア語でパスタ(pasta)とは、大きく言うと小麦粉を使った生地という意味です。パンの生地やケーキの生地も、イタリアではパスタと呼ばれています。
実は、スパゲッティやペンネだけがパスタではないということをご存知でしたでしょうか?とはいえ、今回はイタリアでは1日に最低でも一度は食べるパスタについてのお話です!
乾燥パスタは何でできている?
イタリアの法律では、乾燥パスタはデュラムセモリナ粉と水で作ることが決められています。
なので乾燥パスタの材料はたった2つ。
Semola di grano duroと水です。
Semola di grano duroは、日本語で硬質小麦・デュラム小麦などと呼ばれるものです。薄力粉に比べると吸水性が高く、タンパク質の含有量が多く、色はうすい黄色です。
パスタといえばデュラムセモリナ粉と決まっているのですが、最近はそれ以外の材料のパスタも増えています。アレルギーで小麦がダメな人も多いので、Farroや米粉でできたパスタもスーパーなどで簡単に購入できます。ダイエット用の蒟蒻パスタも、ネットスーパーなどではちらほら見かけるようになりました。
乾燥パスタの作り方
乾燥パスタの作り方は、実はものすごくシンプルなのです。
①デュラムセモリナ粉と水を混ぜる
②機械にかけて押し出し麺を成型
③乾燥させる
以上です。高級なパスタほど、③の乾燥時間が長いです。
Corta(ショート)?Lunga(ロング)?
パスタにはショートパスタとロングパスタがあります。そのなかでも代表的なパスタを紹介します。
Pasta corta(ショートパスタ)
フジッリ
ペンネ
メッゼマニケ
マッケロンチーニ
ファルファッレ
コンキィエ
オレッキエッティ
パッケリ
この中でもさらにRigateとLisciaがあります。Riga(線)が入ってるものとツルツルのものです。線入りの方が人気です。味が絡みやすいですからね。
Pasta Lunga(ロングパスタ)
カッペリーニ
スパゲッティ
リングイネ
ヴェルミチェッリ
フェットチーネ
タイアテッレ
パッパルデッレ
レジネッテ/マファルディネ
ジティ
ブカティニ
これでもまだまだパスタのほんの一部です。
「ソースごとにあうパスタが決まっている!」とイタリア人はソースとパスタの組み合わせにこだわります。我が家でも棚を探すと最低でも4~5種類のパスタが出てくるほどです。奥深いパスタの世界です。
美味しいにはいろんな形がありますね!