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マンネリ化したお家ごはんにイタリア式「週末アペリティーボ」がおすすめな理由

イタリアでは5月に入りロックダウン措置が緩和し、制限付きで外出が許可されたりと町中に人々の姿が戻り始めました。現在自粛生活を過ごされるみなさんも、急な環境の変化へ順応するために工夫を凝らし生活されていることでしょう。毎日の献立もレパートリーを考えたり、外食できないことに物足りなさを感じる人もいらっしゃるのでは?
健康でいられる事こそが最も重要な事だとはいえ、いつまで続くかわからない自粛生活では、小さな楽しみを持つなどの心のケアも大切だと感じます。
本日は自粛生活の日々に「お楽しみ」を増やしてくれる、イタリアの楽しい習慣「アペリティーボ」をご紹介します。

「アペリティーボ」とは?

テーブルに並んだアペリティーボ

イタリアの魅力的な習慣「アペリティーボ」。以前の記事でもご紹介したアペリティーボとは「ご飯の前に一杯飲もう!」と言うコンセプトの、食事の前に食前酒と軽食を楽しむ習慣です。
イタリアのほとんどのレストランやトラットリアではアペリティーボをすることが可能で、多くがドリンクと軽食がセットになったお得な値段で提供されます。
アペリティーボのドリンクはワインやカクテルなど様々ですが、人気なのはワイン全般。あたたかい季節はすっきり爽快のスパークリングワインやプロセッコ、スプマンテが人気です。
食事の前にクラッカーやナッツ、簡単なおつまみと一緒にお酒と会話を楽しむ時間が増えると食事の楽しみも2倍。おかずを増やせばアペリティーボ(食前酒)とチエナ(ディナー)が一緒になった「アペリチエナ」として、夕食としても楽しめる使い勝手の良い習慣です。家飲み、オンライン飲み会もちょっと違った気分で楽しむことができます。

アペリティーボにぴったり!気どらないスパークリングワイン「プロセッコ」

テーブルの上に乗ったフルーツとワイン

友達とのディナーやブランチ、ビジネスでのランチミーティングなど、さまざまな場面や料理に合うプロセッコは、イタリア人の暮らしに深く浸透しており、レストランからバールまで様々な場所で提供されています。
プロセッコ(Prosecco)とは、イタリアのヴェネト州で生産される白ぶどう品種グレラ(Glera)を主に使用したワインのこと。DOCG(最上級格付け)に昇格した2009年以降、プロセッコ種の呼び名の代わりにグレラという呼称が使われるようになりました。よく知られているプロセッコは発泡性タイプですが、スティールワインも稀に生産されています。味わいはセッコ(辛口)アマービレ(やや甘口)ドルチェ(甘口)など多岐にわたり、シャンパーニュと比べるとあっさりと飲みやすく、フレッシュなりんごや洋梨などのフルーティーな香りと上品な飲み口が魅力です。手頃な価格でありながら、食卓に華を添える存在感もプロセッコの人気の秘訣。
ボトルの栓を抜く「ポンッ」という軽快な音とともに気分を盛り上げます。

仕込み時間たった5分!アペリティーボの簡単おつまみ2種

1)イタリアのおつまみの定番 ブルスケッタ

ブルスケッタ

①輪切りにしたバケットにオリーブオイルをかけて軽くトーストします。
②細かく刻んだトマト、にんにく少々、バジルをオリーブオイル、塩コショウで味付けしトーストの上にのせたらできあがり!
食パンでも応用可能です!

2)サクサク食感がくせになる 茄子のハーブカツレツ

茄子のハーブカツレツ

①へたを取り除いた茄子を1センチほどに薄くスライスします。
②茄子の両面を混ぜ合わせた卵の白身につけたら、塩、乾燥ハーブ(ローズマリー、オレガノ、バジルなど)を加えたパン粉を両面につけます。
③オリーブオイルを垂らし(またはスプレーでふりかけ)、180度のオーブンで10分から15分ほど焼き上げます。
途中ひっくり返すと、両面に焼き色がついてきれいに仕上がります。

仕事、家事に育児と自粛生活の日々を過ごすみなさま。
暗いニュースが続くこんなときだからこそ、これからの週末はお家で
イタリアの楽しい習慣「アペリティーボ」を始めてみませんか?

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